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秋のフェニックスリーグで先発登板を繰り返した根尾昂!今季こそ大ブレイク間違いなし

Text:小林雄二

覚醒期待のスーパースター候補は誰!?2023プロ野球ブレイク候補を青田買い!

鳴り物入りでプロ入りした選手もいれば、彗星のごとく現れたニューヒーロー型や育成からの成り上がり型まで、今年は投打12人のブレイク候補をご紹介。意図したわけではありませんが今回はスケール感たっぷりの選手が揃いました。

投手初年度に自己最速更新!期待しかない〝NEO・根尾〞

根尾昂(中日ドラゴンズ)
■ブレイク確率:85%


根尾昂は、プロ入り時に「二刀流」挑戦を期待する声も多かったことを考えると、今季の「投手デビュー」は歓迎されてもよかったのだが、「二刀流」と「投手転向」ではわけが違う。どこか釈然としない気持ちのまま、その現実を見守るほかなかったのだが、根尾昂はやっぱり普通じゃなかった。

そもそも根尾昂の2022年シーズンは、内野手から外野手への登録変更が発表されてのスタートだった。ところが開幕直後の4月2日の広島戦で根尾昂はブルペン待機。

5月21日の同じく広島戦では1対10と劣勢ながらも8回裏に投手デビューを果たした根尾昂。結局25試合に登板して投球回数29回。防御率3.41という数字を残して投手1年目を終えたのだが3年間、投手の練習をまともにしていないにもかかわらず、直球は自己最速の154キロを計測。海の向こうのダルビッシュも「スライダーも一級品。課題というか伸び代しかないなという印象」と認め印。

秋のフェニックスリーグで根尾昂は、先発登板を繰り返し、クイックなど投手技術の習得にも余念がない。「NEO」とはギリシャ語で「新しい」の意。英語では「復活」「リニューアル」の意。「NEO・根尾」の逆襲を見てみたい。

出典:『がっつり! プロ野球(33)』

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