今季初登板5回まで完全投球の平良拳太郎が登録抹消
今季初登板となった3月28日の巨人戦で先発し、5回まで完全投球を見せたDeNAベイスターズの平良拳太郎が29日、「右肘の張り」の影響で出場選手登録を抹消された。
この日、横浜スタジアムの投手練習に参加したものの、グラウンドには姿を現さず、球場内でトレーナーなどと患部のチェックを行っていた。
巨人を完璧に抑えた今季初登板マウンド
開幕2連敗で迎えた敵地での第3戦で今季初登板のマウンドに上がった平良拳太郎は5回まで1人の走者も塁に出さない完全投球を見せた。
初回にドラフト2位ルーキー牧秀悟のプロ初打点となるタイムリー二塁打で先制点となる援護をもらうと、その裏、梶谷隆幸、吉川尚輝、坂本勇人を10球で3者凡退に打ち取り、好スタートを切ると、2回も岡本和真、丸佳浩、ウィーラーを抑え込み、巨人がベンチ前で円陣を組んで臨んだ3回も大城卓三、松原聖也、今村信貴と仕留めると、4回と5回も3者凡退に抑え、完全投球を披露し、勝利投手の権利を手にした。
しかし、1点リードで迎えた6回先頭打者の大城卓三に左中間へのツーベースヒットを浴びた所でベンチ裏に下がり、右肘の張りを訴え、そのまま砂田毅樹と交代し、マウンドを降りた。
6回に大城卓三がツーベースヒットを放つまで、1人の走者も塁に出さない完全投球を披露した平良拳太郎は5回0/3で打者16人に対して59球を投げ、1安打無失点、3奪三振、無四死球も、勝利投手とはなれなかった。
巨人打線相手に5回まで完全投球を見せていただけに、登録抹消となってしまったが、平良拳太郎には早期復帰し、またs素晴らしい投球を見せてもらいたいものだ。
公開日:2021.03.30