ドラフトの真価は10年後に問われる!?10年前のドラ1選手の今
ドラフト会議における“本当の評価”は、指名した選手がその後、プロ野球でどれだけ活躍をできたか、にかかっている。そこで今回は今から10年前、2012年に1位指名を受けた選手の“現在”を改めて検証します!
ドラフト史に残る日本ハムの英断指名!
【日本ハム】2012年ドラフト1位/大谷翔平
アマ最速(当時)160キロを誇る大谷翔平(花巻東)は当初、日本プロ野球を経ずに直接メジャー入りを目指す意向を示していたが、そこで日本ハムが指名を強行。
その際、入団交渉で提示したのが前代未聞の「二刀流プラン」だった。日米野球界でも類を見ない挑戦に大谷はメジャー行きを翻意して日本ハムに入団。
「二刀流」には当初、否定的な意見も少なくなかったが、その後の活躍ぶりはご存じの通り。
ドラフトからわずか5年後には海を渡り、今や「日本人」という枠を超えてメジャーの“顔”に。スポーツの世界で“たられば”は禁句だが、もしこの時、日本ハムが指名を回避していれば、少なくとも「二刀流」は生まれず、野球界の歴史も大きく変わっていたはずだ。
出典:『がっつり! プロ野球(32)』
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公開日:2022.11.01