控えのレベルアップに期待
昨季のチーム打率はリーグ唯一の2割6分台も、得点はリーグ5位。その点、12球団最小の90本塁
打と、破壊力のなさが要因だった。とはいえ、1、2番は大島洋平、京田陽太、中軸は平田良介、ビシエド、高橋周平、下位は阿部寿樹、福田永将、そして8番に捕手という打線はほぼ不動。
守備力の高さを踏まえても、新たに長距離砲を加えるわけにもいかない。ならば、個々の打者がつなぐ意識を持ち、常に1点でも多く取りにいく攻撃をするべきだろう。
また、伏兵の阿部が台頭したとおり戦力の底上げができるチーム。そのノウハウで控えクラスのレベルを高め、レギュラーの選手たちに刺激を与えたいところだ。
守りは12球団最小の45失策。内外野ともにミスが少なく、守備率・992はリーグ新記録だった。
この強みを勝利につなげたい。
ーー次回【ヤクルトスワローズ編】へ続く
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(初出:【野球太郎No.034 (2020年月2月25日発行)】)
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公開日:2020.05.23
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