山田哲人は一歩目の速さが際立つ
開幕が待ちきれないファンのために、井端弘和さんによるオンライントークショーが開催されました。進行はDJケチャップさんです。
解説者の立場としては、今の段階での順位予想はとても難しいとのことでした。ただ、貯金でスタートするのと借金でスタートするのとでは全く違う、貯金が3~4となってくると、取り戻すのに1か月はかかると、スタートダッシュの大切さを強調されました。
選手たちは、体は仕上がっています。開幕日が決まってから、実戦における勘を取り戻すための練習試合が大事になるとのことでした。
各チームの注目選手についてお話いただきました。まずはセ・リーグです。
巨人:吉川尚輝
横浜:佐野恵太
阪神:高橋遥人
広島:鈴木誠也
中日:梅津晃大
ヤクルト:山田哲人
ジャイアンツの吉川尚輝選手は、井端弘和さんがプロ野球に20年間携わってきて、何本かの指に入るスピードの持ち主だそうです。1年を通じて100~120試合に出ることができれば巨人の順位も上がると、上位請負人の役割が期待されています。
ベイスターズ、筒香嘉智選手から主将の座を引き継いだ佐野恵太選手は、チームメイトの支えも得ながら、プレッシャーを受けすぎることなく、自分らしいバッティングを貫いてほしいとのことです。
タイガースの高橋遥人投手は、井端弘和さんの亜細亜大学の後輩です。亜細亜大学の生田勉監督は井端弘和さん在籍時にコーチだった方で、現在、プロ野球界でたくさんの教え子が活躍しています。
高橋遥人投手の投球はテレビ画面で見ていてもすごい、自信さえもてるようになれば勝ち星がぐっと増えるはずだと、井端弘和さんは期待の後輩に太鼓判を押しました。
すでに球界を代表する存在のカープ・鈴木誠也選手に期待するのは、三冠王です。メンタルの強さ、体の強さ、そして俊足。ロサンゼルス・エンゼルスのトラウトのようだと、非常に高く評価していました。
ドラゴンズの梅津晃大投手には10勝以上できる力がある、こんな投手が出てきたのだと思わせられたら周りの中日を見る目が変わってくる、と球団OBとしての熱い思いを吐露していました。頭がいい、勘がいい投手として、藤嶋健人投手の名前も挙がりました。
スワローズの山田哲人選手は、トリプル3のさらに上、3割40本40盗塁を目指してほしいとした上で、その盗塁がいかに優れているか、詳しく説明してくださいました。
盗塁の得意な他の選手と比べても特別なのはスタートだそうで、1歩目の爆発力、迫力、という風に表現なさっていました。それが強烈に感じられたのは、現巨人二軍内野守備走塁コーチの片岡治大さんと山田哲人選手だけだそうです。
パ・リーグについても、誰もが認める名選手からルーキーまで含めて、注目すべき選手を語っていただきました。明日(5月1日)公開になります、楽しみにお待ちください。
『ラブすぽ』ライター:遠藤玲奈
池田高校のやまびこ打線全盛期に徳島に生まれる。慶應義塾大学法学部卒業、東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。選手としての経験はないが、独自の方法で野球の奥深さを追究する。特に気になるポジションは捕手。フルマラソンの自己ベストは3時間31分。
公開日:2020.04.30