ノンテンダーとなった西川遥輝の行方はどうなる!?
11月16日に日本ハムファイターズから来シーズンの契約提示・保留手続きを行わない『ノンテンダー』とされたことが発表され、自由契約となり、今オフの去就が一気に注目されることとなった西川遥輝。
西川遥輝は長く日本ハムファイターズの中堅手として活躍し、今シーズン3年ぶり4度目の盗塁王を獲得し、2017年から4年連続でゴールデン・グラブ賞を受賞しているが、今シーズンは打率.233、35打点、3本塁打、24盗塁と、昨シーズンの打率.306から大幅に成績を下げ、2014年からレギュラー定着後の打撃成績ではワーストの数字だった。
しかし、2014年から毎年100試合以上出場し、通算打率.281、出塁率.380といった実績は素晴らしく、まだ29歳という若さ〜考えても、今シーズンの反省を踏まえ、来シーズンから再浮上することは十分に可能である。
今シーズンの西川遥輝の年俸は推定2億4000万円で、Aランクになるため、FA移籍する場合は人的補償、金銭補償が必要となるはずだったが、ノンテンダーで自由契約となったことで、費用対効果を考えた時に獲得が現実的な選択肢でなかった球団が獲得に乗り出すチャンスが生まれたのだ。
俊足巧打でリードオフマンの西川遥輝を狙う可能性がある球団は、巨人、ソフトバンク、楽天イーグルスが考えられるのではないだろうか。
巨人は、今シーズン新戦力の梶谷隆幸が結果を残せず、77試合で1番には松原聖弥が起用され、打率.274、出塁率.333の成績を残したが、リードオフマンとしては物足りず、レフトでは今シーズン、ウィーラーが最多の82試合で起用されているが、ベテランの亀井善行が引退したこともあり、戦力になる余地は十分にあるだろう。
しかし、ファンからは陽岱鋼、中田翔と巨人に移籍しながらも、結果が残せていない実情に、巨人にだけは行って欲しくないと言う声が飛び交っている。
今季4位に終わったソフトバンクは、外野には柳田悠岐、栗原陵矢、中村晃らレギュラー陣と、レギュラー獲りを目指す上林誠知や柳町達なども控えているが、今シーズン三森大貴や牧原大成が1番を打ったが、出塁率は牧原大が.305、三森が.272と決して高くはなく、1番打者の出塁率の高さが課題となっており、高い出塁率と俊足が武器の西川遥輝を加え、更なる競争の加速を促すことができそうだ。
楽天イーグルスもソフトバンク同様、絶対的なリードオフマンが不在な為、獲得に動いてもおかしくないだろう。
果たして、来シーズン西川遥輝はどこの球団のユニフォームを着てプレーしているのか注目だ。
公開日:2021.11.21