13安打の猛攻を見せた巨人2軍打線
2月28日に巨人2軍が西武ライオンズと練習試合を行った。
先発したのは、育成10位ルーキー山崎友輔で、3回までは粘り強いピッチングで、得点を与えなかったが、4回にヒットと四球で2アウト満塁のピンチを作ると、川野涼多に先制のグランドスラムを許し、4回4失点で降板した。
打っては、香月一也が猛打賞、増田大輝、重信慎之介、立岡宗一郎、山下航汰がマルチ安打をマークするなど、13安打の猛攻を見せるも、4-8で敗れた。
育成から這い上がる山下航汰
昨シーズン、開幕戦直前に右手首付近の有こう骨骨折で手術し、骨折完治後、右肘痛に苦しみ、シーズン終盤までリハビリで1軍出場ができず、オフには故障を考慮して育成選手となり背番号「099」となった。山下航汰が「6番・左翼」で先発出場し、好守で躍動した。
2回のノーアウトの場面で、呉念庭のフライに猛チャージを見せ、ダイビングで打球をグラブに収めるビッグプレーを決め、守備でアピールした。
打っては、4回にレフト前ヒット、8回にライト前ヒットを放ち、マルチ安打をマークし、バットでもしっかりアピールした。
18日に「4番・左翼」で出場した広島カープとの練習試合でも、タイムリーツーベースを放つなど3四死球を含め4度出塁を記録し、守備でも候補を披露している。
攻守で躍動する山下航汰に怪我の不安は全くなく、いつ1軍に呼ばれても問題ないところまで回復しているようだ。
昨年は一塁の開幕スタメン候補と期待され、岡本和真をも凌ぐ活躍が期待されていた男が虎視眈々と1軍昇格を目指し、アピールを続けている。
公開日:2021.03.03