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4打数4安打の固め打ちで巨人を今季初の4連勝に導いた!梶谷隆幸

開幕3連勝を挙げた高橋優貴

4月15日に東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの一戦に、開幕2連勝中の高橋優貴がマウンドに上がり、2回に1点を失ったものの、徐々にテンポを上げ、安定した制球力を武器に終始冷静な投球を披露し、課題とする四球も8回までわずか1つで球数も118球にまとめ、8回6安打1四球1失点、4奪三振、防御率は0.41で開幕3連勝を挙げた。

2点リードの2回に根尾昂の犠牲フライで1点を許したが、徐々にテンポを上げ、先頭打者を出しても冷静に対応し、今まで乗り越えたことがなかった8回は1番から始まる好打順だったが、大島洋平をセンターフライ、京田陽太をライトフライ、福田永将をサードゴロの三者凡退に抑え、8回を投げ抜いた。

開幕3連勝を挙げた高橋優貴は「もちろん野手の方にすごく助けられたと思うので、完璧な投球ではなかったんですけど、ゲームをまとめることができたと思います。技術はまだまだ足りないところもあるんですけど、いまは『絶対に抑えるぞ』という気持ちで投げられているのかなと思います」。と謙虚に語った。

8回を投げ抜いた高橋優貴に対し、原監督は「安定感もありますし、何かこう、ひとつ超えたのかなと。ナイスピッチングですね。少し自分のなかでペース配分とか、あるいは、四球の数もすごく少なくなってきていますね。そういう点で制球力も付いてきたんだろうし、自分のペース、それと長くやっぱり先発として投げるんだっていうね、いろんなものが加わったような気がしますね」。と絶賛した。

4打数4安打の固め打ちを披露した梶谷隆幸

前日も2号2ランホームランを放つなど、復調気配を見せていた梶谷隆幸が「3番・右翼」で先発出場し、4打数4安打の固め打ちを披露し、巨人を今シーズン初の4連勝に導いた。

松原聖弥の先頭打者弾で1点を先制した初回、ノーアウト2塁のチャンスの場面で打席に立った梶谷隆幸はライト前タイムリーヒットを放つと、3回には1アウト走者なしの場面でライトへの二塁打を放ち、追加点を演出すると、5回には内野安打、終盤の8回にもライト前ヒットを放ち、4打数4安打の固め打ちを記録した。

梶谷隆幸は中日3連戦で計9打数7安打の活躍を見せ、前カード終了時の打率.153から、この3試合で打率.235に跳ね上げた。

梶谷隆幸の爆発には今カード初戦となった13日の試合前に、スタメン落ち予定だった梶谷隆幸が原監督から監督室に呼ばれ、2人きりで対話し、「試合に出たい」という気持ちを再確認し、送り出されたことが好影響を与えている。

4打数4安打の固め打ちを披露した梶谷隆幸は「調子が上がってきたというわけではない。徐々に自分の思うようなスイングができてきたのかなとは感じます。自分のやるべきことを毎日やるだけですね」。とこれまで抱えていた迷いがなくなったように語った。

原監督の期待に応える中日3連戦で計9打数7安打の活躍を見せた梶谷隆幸がここからどのような活躍を披露するのか注目だ。