2戦連続完投勝利挙げた菅野智之
4月23日に東京ドームで行われた広島カープとの一戦で、今季2勝目を狙う菅野智之がマウンドに上がり、初回を三者凡退に抑えるなど、終始冷静な投球で要所を締め、凡打の山を築き、9回を116球1失点、7奪三振と、2試合連続の完投勝利で今季2勝目を挙げた。
初回を三者凡退に抑える絶好のスタートを切った菅野智之は、2回には2アウト満塁のピンチを招くも、九里亜蓮を3球三振に打ち取って失点を許さず、切り抜けると、 6回に鈴木誠也にソロホームランを浴びて1点を失ったものの、その後は凡打の山を築き、9回までに4度、3人で攻撃を終わらせる安定感を見せた。
2戦連続完投勝利を挙げた菅野智之は「(大城の一発が)本当に励みになりましたし、リード面でも強気に攻めてる感じがしたので、やっと引っ張ってくれてるんだなって感じがしてます」。と打撃と守備でリードした大城卓三を絶賛した。
特大の2ランで試合を決めた大城卓三
「8番・捕手」で先発出場した大城卓三が、打撃では決勝弾となった先制2ランホームランを放つなど3打数3安打2打点の固め打ちを披露し、守備では菅野智之絶賛のリードで巨人を勝利に導いた。
両者無得点で迎えた5回ノーアウト1塁の場面で打席に立った大城卓三は、広島カープ先発の九里亜蓮の138キロフォークを豪快に振り抜き、バックスクリーン右へ飛び込ぶ先制の2ランホームランを放った。
3月26日の開幕戦、DeNAベイスターズ戦の1号3ランホームラン以来となる一発を放った大城卓三は「打てないと菅野さんに怒られるので、しっかり今日は打ててよかったです」。と冗談交じりに語った。
守備では「これまでの傾向から言うと、結構大城は球種が偏ったり、打たれた球種が消えてしまったりしていた」。と以前までの配球面での課題について言及した菅野智之が「カウントが有利な時は(フォークを)使いながら、中盤終盤へ準備している意図を感じた。カーブもいいところで使って、こういう使い方もあるんだなとマウンドで感心しながら投げていた」。と大城卓三のリード面での成長を絶賛した。
巨人の正捕手として、誰からも認められる存在になる為、打って守れる捕手へ進化を続ける大城卓三が引き続き、どのような活躍を見せるのか注目だ。
公開日:2021.04.24