公式戦初本塁打放った平間隼人
5月13日にジャイアンツ球場で行われたイースタン・リーグの日本ハムファイターズ戦で、平間隼人は4打数1安打2打点1HRとプロ2年目で公式戦初本塁打となる1号2ランホームランを放ち、支配下登録入りへ大きく前進した。
2点リードで迎えた4回2アウト2塁のチャンスの場面で打席に立った平間隼人は、日本ハムファイターズ先発の柿木蓮の4球目132キロのストレートを思い切り振り抜き、プロ2年目で公式戦初本塁打となる1号2ランホームランを放った。
二塁ベースを回った所でレフトフェンスを越えた打球の行方を確認し、思わず三度見した平間隼人は「まさか入るとは思いませんでした。追加点のチャンスだったのでガムシャラに思いきっていきました。次の打席も謙虚にいきます」。とホームランに驚きながらも、喜びの表情を見せた。
この日、平間隼人は2年目の今シーズン、イースタン開幕戦の3月20日のヤクルトスワローズ戦に「2番・二塁」でスタメン出場を果たし、公式戦プロ初安打をマークすると、3、4月は25試合に出場し、24安打4打点で打率.387と結果を残し、3、4月度のファーム月間MVP賞を受賞していた。
ファーム月間MVPの受賞について、平間隼人は「キャンプから、阿部2軍監督と松本コーチに付きっきりで指導していただいているので、それが結果に結びついてるかなと思います。支配下の期限が7月いっぱいまでなので、頑張って支配下とって、1軍で出られるようにしたいです」。と支配下登録、1軍昇格に意欲を見せている。
3、4月度のファーム月間MVP賞を受賞したその日に、プロ2年目で公式戦初本塁打となる1号2ランホームランを放った平間隼人に原監督も支配下登録入りへ興味を示していることだろう。
坂本勇人の離脱により、吉川尚輝と若林晃弘が1軍の二遊間を任される中、広岡大志などがスタメン奪取へ向け、結果を残そうと奮闘している。
その競争の中に、独立リーグ・徳島インディゴソックスから2019年の育成ドラフト1位で入団した平間隼人が割って入ることができれば、更に競争が激化する。
2軍で結果を残し続けている平間隼人が、支配下登録を勝ち取り、1軍に昇格し、躍動する姿を早く見たいものだ。
公開日:2021.05.14