3戦連続マルチ&打点で打率.400の中山礼都
7月10日に行われたイースタン・リーグの日本ハムファイターズ戦に、「1番・遊撃」で先発出場した中山礼都は、5打数2安打1打点と3試合連続マルチヒット&打点を記録する活躍で、1軍昇格へアピールした。
3回1アウト走者なしの場面で打席に立った中山礼都は、日本ハムファイターズ先発の長谷川凌汰の6球目143キロのストレートを捉え、投手への強烈な内野安打を放つと、7回2アウト2塁のチャンスの場面で、日本ハムファイターズ4番手・北浦竜次の5球目118キロのスライダーをライトへ弾き返しタイムリーヒットを放ち、3試合連続マルチヒット&打点を記録した。
3試合連続マルチヒット&打点を記録するタイムリーヒットを放った中山礼都は「打ったのは真っすぐです。チャンスだったので積極的にいきました。タイムリー打てて良かったです」。と振り返った。
中山礼都は、2020年ドラフト3位で中京大中京高校から巨人に入団したルーキーで、今シーズンから舞台をプロ野球に移したが、3月30日に左ろっ骨を骨折したと発表され、そこからリハビリを経て、6月29日の千葉ロッテマリーンズ戦から2軍に合流し、5日の楽天イーグルス戦で、6回の守備から途中出場した中山礼都は、2点を追いかける9回2アウト2、3塁の場面で打席に立ち、寺岡寛治の2球目139キロのストレートをレフト前にはじき返し、公式戦3試合目、4打席目で待望の初安打を記録し、さらに初打点も記録していた。
5日の楽天イーグルス戦で公式戦3試合目、4打席目で待望の初安打、初打点を記録してから中山礼都は、5試合連続安打中で、さらに3試合連続マルチヒット、3試合連続打点で打率.400と怪我明けにも関わらず、打撃絶好調で存在感を放っている。
この活躍に原監督も1軍昇格候補に急浮上させ、中山礼都の1軍初昇格へ意欲を示している。
入団後すぐに怪我をし、野球ができなくなった高卒ルーキーが、怪我から復帰し、水を得た魚のように野球を楽しんでいる。
野球ができる喜びを噛み締め、そのハツラツとしたプレーを1軍の舞台でも見せてもらいたい。
公開日:2021.07.11