阪神/青柳から巨人打線唯一のマルチヒット放った大城卓三
4月29日に東京ドームで行われた阪神タイガース戦に、5試合ぶりのスタメンとなる「6番・捕手」で先発出場した大城卓三は、3打数2安打と、“天敵”である阪神タイガースの青柳晃洋からチーム唯一の2安打を放ち、存在感を放った。
5回、先頭打者で打席に立った大城卓三は、阪神タイガース先発の青柳晃洋の10球目145キロのストレートを10球粘って捉え、ライト前ヒットを放ち、若林晃弘のファーストゴロの間に1点差へと詰め寄るホームイン。
7回にも、1アウト走者なしの場面で、再び青柳晃洋の5球目143キロのツーシームをレフトへ運び、巨人打線唯一のマルチヒットを記録した。
大城卓三は22日の中日ドラゴンズ戦で、3回に一塁側ベンチ横のテレビカメラに激突して出血しながらファールフライを捕球するファインプレーを披露。その後も出場を続けたが、6回の守備からベンチに下がって病院で負傷箇所を縫合していた。翌日23日の中日ドラゴンズ戦もスタメンに名を連ねたが、6回の走塁中に今度は右足首をひねり、2日連続で負傷交代となった。
2日連続の負傷交代に、24日の中日ドラゴンズ戦では今シーズン初めてベンチ外となり、この試合が5試合ぶりのスタメンマスクとなっていた。
5試合ぶりのスタメンながらも、巨人の“天敵”である青柳晃洋から巨人打線唯一のマルチヒットを記録し、元気な姿を披露した。
両リーグ一番乗りとなる10号ソロホームランを放った打撃絶好調の岡本和真ですら、この1本に留まったにも関わらず、巨人打線唯一のマルチヒットを記録した大城卓三に、更なる期待が高まっている。
公開日:2022.04.30