11日ぶり実戦復帰で4安打固め打ち披露した吉川尚輝
5月15日にカーミニークフィールドで行われたイースタン・リーグの西武ライオンズ戦に、左肩甲骨の骨挫傷の為、戦列を離れていた吉川尚輝が、「1番・二塁」で先発出場。
11日ぶりに実戦復帰を果たした吉川尚輝は、5打数4安打2打点と、1軍復帰へ順調な回復ぶりを見せた。
2回、2アウト1塁の場面で打席に立った吉川尚輝は、西武ライオンズ先発の豆田泰志の5球目124キロのスライダーを捉え、ライトへのヒットで出塁し、松原聖弥のタイムリーツーベースヒット、ウィーラーのタイムリーヒットを演出。続く3回2アウト2、3塁のチャンスの場面では、再び豆田泰志の7球目130キロのチェンジアップをレフトへ運び、今度は自らのバットで2点タイムリーヒットを放ち、マルチヒットを記録。
さらに、6回1アウト走者なしの場面で、西武ライオンズ2番手・佐々木健の3球目141キロのストレートをレフトへポテンヒットを放ち、3安打猛打賞を記録すると、勢い止まらず、7回2アウト走者なしの場面で、西武ライオンズ3番手の宮川哲の6球目143キロのカットボールを右中間へ運ぶツーベースヒットを放ち、持ち前の打力で4安打固め打ちを披露した。
吉川尚輝は5月4日の広島カープ戦で左肩甲骨付近にデッドボールを受け、担架で運ばれてそのまま負傷交代し、翌5日の試合前練習時にはグラウンドに姿を見せず、試合もベンチ外となって帰京していた。
6日にMRI検査で骨挫傷と診断され、そのまま出場選手登録を抹消されていた。
左肩甲骨の骨挫傷が回復し、11日ぶりに実戦復帰を果たした吉川尚輝は、4安打の結果の通り、自身の感覚もいつ1軍に呼ばれても問題ない状態まで回復しているようだ。
原監督も吉川尚輝の4安打の報告を受け、17日の広島カープ戦からの1軍復帰に意欲を示している。
坂本勇人が未だ不在の巨人打線を起爆する為、まずは吉川尚輝が1軍復帰を果たし、チームに勢いをつけてもらいたい。
公開日:2022.05.16