2試合連続ヒットで打撃でもアピールした中山礼都
5月28日に札幌ドームで行われた日本ハムファイターズ戦に、「9番・遊撃」で先発出場した中山礼都は、2打数1安打と2試合連続安打を記録し、巨人の勝利に貢献した。
3回、1アウト走者なしの場面で打席に立った中山礼都は、日本ハムファイターズ先発の杉浦稔大の4球目134キロのフォークをセカンドへ転がし、内野安打を記録した。
27日の日本ハムファイターズ戦では、2点を追う5回2アウト2塁の場面で、カウント2―2からしぶとく5球ファールで粘った後、11球目131キロのチェンジアップをライト弾き返すと、これをチャージしてきた万波中正が後逸。打球が札幌ドームの外野の奥深くまで転がる間に、2塁走者の小林誠司に続いて中山礼都も快足を飛ばしてベースを一周し、同点のホームを踏んだ。しかし、記録はライト前ヒットと万波中正の失策で、打点はつかず、ランニングホームランも幻となっていた。
しかし、積極的にバットを振り、塁上でも貪欲に次の塁を狙う意識を持ってプレーできているからこそ、2試合連続でヒットが続いている。
絶対的な遊撃のレギュラーである坂本勇人が、2軍戦に出場。1安打を放ち、1軍復帰へ向け順調に調整を進めている。
中山礼都としては、守備だけでなく、ヒットも量産し、坂本勇人が1軍復帰を果たしたとしても、出場機会を減らされないポジションを確立する必要がある。
中山礼都には、原監督に嬉しい悩み与えるほどのバッティングを見せてもらいたい。
公開日:2022.05.29