今オフの去就が注目される筒香嘉智
ブルージェイズ傘下3Aバファローの筒香嘉智は、スクラントン戦に「3番・右翼」で出場し、3打数1安打1四球。9試合連続安打を記録し、シーズン最終戦を締めくくった。
メジャー3年目の今シーズンは、パイレーツで開幕を迎えたが、負傷のため6、7月は同チーム傘下のマイナー3Aインディアナポリスでプレー。
その後メジャー復帰したが、不振で8月に自由契約となり、ブルージェイズとマイナー契約を結び、傘下3Aで奮闘し、3Aでは38試合、打率.301、7本塁打、30打点。メジャーでは50試合で打率.171、2本塁打、19打点だった。
マイナー3Aのレギュラーシーズンは終了したが、現状ではメジャー40人枠外のマイナー契約ながら、メジャーのベンチ入り登録枠が26人から28人に増える9、10月の出場資格があり、筒香嘉智は9試合連続安打を記録し、最後のアピールを見せた。
メジャーでの活躍を夢に抱き、必死に奮闘した筒香嘉智だが、もう一度メジャーの舞台で打席に立つことはできるのか。
そんな中、3度の戦力外を経て、筒香嘉智の心境に変化の兆しがあるとして、獲得に興味を示していると見られるのが、巨人だ。
今シーズン、「育成と発掘」を掲げて臨んだものの、主力が高齢化して過渡期を迎えたチームの世代交代が思うように進まなかった。
覇権奪回が至上命題となる来シーズンへ向け、強打の外野手を補強したい巨人にとって、左打ちで一塁も守れ、右打ちの中田翔とツープラトン起用も可能な筒香嘉智はぴったりの逸材だ。
侍ジャパンで共にプレーした中田翔との関係も良好で、中田翔との共演でかつての輝きを取り戻す可能性は十分秘めている。
メジャーでは本来の力を発揮できなかった筒香嘉智だが、日本球界に復帰し、再度輝きを取り戻してもらいたい。
公開日:2022.09.30