FA熟考の近藤健介を狙う球団とは!?
2021年に国内FA権を取得し、今シーズンで3年契約も満了する日本ハムファイターズの近藤健介は、シーズン終了にあたり、FA権行使について「悩んでいます」と態度を保留した。
プロ11年目の今シーズンは、右脇腹の肉離れで長期離脱を強いられ、5年ぶりに規定打席に到達しなかったが、99試合に出場し、打率.302、8本塁打、41打点と結果を残した。
毎年のように打率3割を超え、出塁率の高さも魅力のシュアなバッティングに加え、複数ポジションを守れ、キャプテンシーもある近藤健介はどこの球団も欲しがる逸材で、ロッテやソフトバンクを始め、キャプテンシーあふれる選手を求めているとされる中日なども熱視線を向けているとされている。
今シーズン、「育成と発掘」を掲げて臨んだものの、主力が高齢化して過渡期を迎えたチームの世代交代が思うように進まず、覇権奪回が至上命題となる来シーズンへ向け、2年ぶりにFA補強を解禁する模様の巨人も近藤健介に熱視線を送る球団の一つだろう。
巨人はすでに、レンジャーズ3Aの有原航平、阪神の西勇輝、ソフトバンクを戦力外になった松田宣浩に加え、ブルージェイズ3Aの筒香嘉智、西武の捕手・森友哉などの調査を進めていると見られ、FAでの大幅補強の様相を見せており、近藤健介にも手を出してもおかしくない。
通算打率3割超の巧打者を狙った争奪戦に発展する可能性が高い近藤健介が来シーズンどこの球団のユニフォームに袖を通しているのか注目だ。
公開日:2022.10.05