2日連続で1回無安打無失点の好投披露した山田龍聖

2月26日、DeNAベイスターズとのオープン戦に、読売ジャイアンツ4番手・戸田懐生に代わり、5番手でマウンドに上がった山田龍聖は1回を12球で無安打無失点1奪三振。2日連続で1回無安打無四球の好投を披露し、開幕1軍へアピールした。

8回、巨人4番手・戸田懐生に代わり、5番手でマウンドに上がった山田龍聖は、先頭打者の神里和毅を4球目118kmスライダーでサードライナー、蝦名達夫を4球目145kmストレートでファーストフライに打ち取る。続く戸柱恭孝も初球145kmストレートでセカンドゴロかと思われたが、中山礼都のエラーで出塁を許す。

2アウトながら1塁にランナーを背負う展開になるも、山田龍聖は動じることなく勝又温史を3球目144kmストレートで空振り三振に切って取り、1回打者4人無安打無四球の好投を披露した。

前日25日の広島カープ戦でも救援で1回無安打無四球無失点と、2日連続で1回無安打無四球を記録し、連投テストをクリアした山田龍聖が原監督に左の中継ぎ争いの中で強烈な印象を与えた。

2021年ドラフト2位でＪＲ東日本から巨人入りした山田龍聖は、2022年シーズン1軍での登板はなく、イースタン・リーグで9試合に登板し0勝2敗、防御率8.69という成績であった。だが、今シーズンは巨人が不安とする中継ぎ陣に割って入る左腕として7、8回の男候補として期待されている。