中山礼都がプロ初1番で2安打

4月7日、マツダスタジアムで行われた広島カープ戦に、「1番・遊撃」で今シーズン初のスタメン出場を果たした中山礼都は、4打数2安打。プロ初の1番抜擢でマルチヒットを記録し、坂本勇人からショートスタメン奪取へアピールした。

初回、先頭打者で打席に立った中山礼都は、広島カープ先発の大瀬良大地の2球目フォークをセンターへ弾き返し、今シーズン初ヒットを記録。

さらに、4回には2アウト走者なしの場面で、再び大瀬良大地の5球目137kmカットボールを捉え、三遊間を破るレフト前ヒットにし、マルチヒットを記録した。

中山礼都は今シーズンの春キャンプは2軍スタートだったが、2月下旬に1軍昇格。オープン戦で打率.333、1本塁打、8打点と課題の打撃でアピールし、開幕1軍を掴んでいた。

シーズン開幕後は代打で2試合出場するも、ヒットは出ていなかったが、開幕20打席無安打と苦しむ坂本勇人の代役として、今シーズン初のスタメンのチャンスを掴んだ。原監督が昨シーズンが悩み続ける巨人の1番打者に初めて起用されると、マルチヒットを放ち、結果を残した。

シーズン開幕前はドラフト4位ルーキーの門脇誠が坂本勇人の後継者として注目を集めたが、中山礼都も黙ってはいない。ショートが一番やりやすいと中山礼都はショートにこだわり、スタメン奪取を狙う。

今はまだ坂本勇人の代役だが、活躍し続けることにより中山礼都がショートスタメン奪取を果たすことができるか注目だ。