中川皓太が6試合連続無失点
8月31日、岐阜の長良川球場で行なわれた広島カープ戦に、読売ジャイアンツ5番手・高梨雄平に代わり、6番手でマウンドに上がった中川皓太は、1回を18球で2安打無失点1奪三振。6試合連続無失点、3試合連続セーブを記録し、巨人の勝利に大きく貢献。赤星優志の今シーズン2勝目をアシストした。
9回、読売ジャイアンツ5番手・高梨雄平に代わり、6番手でマウンドに上がった中川皓太は、先頭打者の西川龍馬を3球目127kmスライダーでファーストゴロ。続くデビットソン、堂林翔太に連続ヒットを許し、1アウト1、2塁のピンチを背負う展開に。しかし、中川皓太は動じることなく、末包昇大を5球目148kmシュートで空振り三振。最後は松山竜平を3球目143kmストレートでセカンドゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。
中川皓太は昨シーズンの開幕前に腰痛を発症し、一度も登板できず、今年は育成契約から再出発していた。4月28日のイースタンリーグの日本ハムファイターズ戦で532日ぶりの実戦復帰を果たし、5月15日に支配下復帰。17日のヤクルトスワローズ戦で1軍復帰を果たした。
1軍復帰後は、6月1日の千葉ロッテマリーンズ戦から6月8日に今シーズン初勝利を挟んで、5試合連続ホールド、6月23日の広島カープ戦から5試合連続ホールドを記録するなど、中継ぎ陣を牽引する投球で、15ホールドを記録。
6月下旬に、巨人守護神の大勢が右上肢のコンディション不良で出場登録を抹消されて以降は、代役守護神として好投を続けている。
3試合連続セーブで、8セーブ目を挙げた中川皓太が不在の大勢に代わる巨人の守護神として、どれだけセーブを積み上げられるか注目だ。
公開日:2023.09.01