浅野翔吾が東京ドーム初アーチ含む猛打賞

9月24日、東京ドームで行なわれたイースタン・リーグの千葉ロッテマリーンズ戦に、「1番・中堅」で先発出場した浅野翔吾は、5打数3安打2打点1HR。7号ソロホームランを放ち、今シーズン4度目の猛打賞を記録。1軍再昇格へアピールした。

初回、先頭打者で打席に立った浅野翔吾は、千葉ロッテマリーンズ先発の田中晴也の4球目146kmストレートをライトへ弾き返し、フェンス直撃の当たりで3塁を狙うも、タッチアウト。記録はツーベースヒットとなった。

さらに3回、先頭打者で打席に立つと、浅野翔吾は千葉ロッテマリーンズ2番手・秋山正雲の7球目141kmストレートを捉え、レフトへのツーベースヒットを放ち、チャンスメイク。岡田悠希、増田陸の連続タイムリーヒット、香月一也、菊田拡和の連続ホームランを呼び込んだ。

打者一巡し、再度3回2アウト1塁の場面で打席が回ってきた浅野翔吾は、再び秋山正雲の4球目138kmストレートをレフトスタンドへ叩き込む込む7号ソロホームランを放ち、今シーズン4度目の猛打賞を記録した。

浅野翔吾は、7月7日のDeNAベイスターズ戦で1軍初昇格。そこから約2週間の1軍生活を過ごし、代打や代走で3試合に出場したが、3打数無安打3三振とプロ初ヒットは生まれず、21日に出場選手登録を抹消されていた。

1軍再昇格へ新たに意気込みを示した浅野翔吾は、7月初めに下半身でリズムを取って、下半身で打つことを意識するようにと、坂本勇人からもらった助言を元にトレーニング。28日のヤクルトスワローズ戦では2軍降格後初のマルチヒットを三塁打と二塁打1本ずつの長打2本を放ち、この試合で2軍合流後初アーチを放って見せた。

8月11日のDeNAベイスターズ戦で1軍再昇格を果たすと、スタメン6試合、プロ初の1番、プロ初本塁打など成長を見せ、今シーズン1軍では、32打数8安打2打点1HR、打率.250と原監督も納得の結果を残していたが、1軍のメンバー編成事情で9月6日のヤクルトスワローズ戦を最後に抹消となっていた。

9月13日の千葉ロッテマリーンズ戦で頭部死球を受け、影響が心配されたが実戦復帰後は16打数6安打、打率.375と打撃好調でクライマックスシリーズ進出を掛け、戦う1軍メンバーの起爆剤として1軍再昇格の期待がかかる。