岸田行倫が一時同点の犠牲フライで打率.375
4月24日、東京ドームで行われた中日ドラゴンズ戦に、「7番・捕手」で先発出場した岸田行倫は、2打数1安打1打点。一時同点となる犠牲フライで打点1を稼ぎ、打率.375と打撃好調で、大城卓三、小林誠司と争う巨人正捕手の座奪取へアピールした。
2回、1アウト3塁のチャンスの場面で打席に立った岸田行倫は、中日ドラゴンズ先発の涌井秀章の3球目146kmストレートをライトへ運ぶ一時同点となる犠牲フライを放った。
さらに4回、先頭打者で打席に立つと、岸田行倫は再び涌井秀章の5球目145kmストレートをセンターへ運び、3試合ぶりのヒットを放った。
守備では、同点で迎えた7回1アウト3塁のピンチの場面で、三塁走者の尾田剛樹を刺そうとしたけん制球が尾田剛樹の脚に当たり、ボールが転がる間に勝ち越しのホームインを許してしまった。
岸田行倫の痛恨の失策が決勝点となってしまったが、阿部監督は走者を殺しにいった結果だから、致し方ないと、攻めの姿勢に目をつむった。
打撃がウリの大城卓三がリード面で精彩を欠き、出場機会が減っており、小林誠司、岸田行倫に巨人正捕手奪取のチャンスが訪れている。
岸田行倫には好調の打撃と大胆なリードを武器に、大城卓三、小林誠司から巨人正捕手の座を奪い取る活躍を期待したい。
公開日:2024.04.25