データで検証!!俺たちの平成プロ野球史
「平成」のプロ野球に焦点を当て、データで最強チーム&最強選手を徹底検証する!
平成でもっとも「勝ち星」をあげたのは?:勝利数
平成の30年間で最も多くの勝ち星をあげた投手は、投球回ランキングでも1位に輝いた山本昌。キャリア通算でいうと3位の工藤公康が224勝、山本昌が219勝だが、「平成で記録した勝利数」に限って言えば山本昌が上回る。近年は200勝投手自体がなかなか誕生しない傾向にあるが、平成だけで200勝した投手は山本昌だけ。実働29年のレジェンドだからこそなしえた偉業といえるだろう。2位には西武のエースとして活躍た西口文也がランクイン。プロ入りは平成7年。2年目からは7年連続2ケタ勝利をあげるなどコンスタントに勝ち星を量産。通算10度の2ケタ勝利を含む182勝をあげている。防御率と違い、「積み重ね」ていく勝利数はやはり現役引退選手やベテラン勢がランキングに名を連ねる。そんな中、現役で唯一ランクインしたのが石川雅規。決して派手な成績をあげる投手ではないが、通算11度の2ケタ勝利など、イニングイーターぶりを発揮している。
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公開日:2020.04.07