データで検証!!俺たちの平成プロ野球史
「平成」のプロ野球に焦点を当て、データで最強チーム&最強選手を徹底検証する!
平成最強の勝負強さを誇ったのは?:打点数
平成の打点王は安打数に続き、またしても金本知憲。現役通算21年でシーズン100打点以上は3回。十分すぎる数字だが決して飛び抜けたものではない。ただ、連続フルイニング出場記録に代表されるように、金本知憲の凄さはやはり「試合に出続けた」ことにある。その証拠に、シーズン90打点以上は実に9回。試合に出場し、なおかつ結果を残す。「鉄人」と呼ば れた男は、平成プロ野球界でナンバーワンと呼ぶにふさわしい結果を残している。ちなみに、通算打点数でいえば5位の清原和博は1530打点と金本知憲を上回る。しかし、キャリア初期を昭和のプロ野球で過ごしていたため、当ランキングでは5位に。本塁打でも同じことがいえ(昭和も含めた通算は525本塁打)、現役時代の異名同様に、「平成最強」を決める場でも「無冠の帝王」に終わってしまった。
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公開日:2020.04.10