京成杯AH(9月13日 中山11R)芝1600m
芝1600mのハンデ戦。
新潟で行われた14年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔300〕、2番人気は〔212〕、3番人気は〔111〕。
6番人気以下〔164〕、2ケタ人気馬〔121〕。
馬連3ケタはなく、万馬券1本。
ハンデ戦らしく、馬券もひと捻りが必要です。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
七夕賞から〔110〕。
中京記念から〔102〕。
関屋記念から〔044〕。
その他、ダービーから勝ち馬が。
安田記念、ヴィクトリアマイル、クイーンS、ダービー卿CTから2着馬が。
NHKマイルC、函館SS、東京新聞杯から3着馬が出ています。
重賞組は人気、着順不問です。
OPから〔200〕。勝ち馬。
3勝クラスから〔400〕。こちらも勝ち馬です。
前走、重賞以外の馬で6勝ですから、いかにもハンデ戦らしい傾向と言えそうです。
トップハンデは9回で11頭いて〔022〕。
勝ち馬のハンデは57~52キロで、平均すると54.33キロ。
2着馬は58~53キロで、平均55.27キロ。
3着馬は58~53キロで、平均55.44キロ。
勝ち馬のハンデは57キロまで。トップハンデは勝てていません。
また、連対18頭で見ると、前走から、斤量減が11頭、据え置きが5頭、斤量増は2頭しかいません。
この2頭には重賞勝ちがあり、かつ前走1着の勢いもあったこと、覚えておくといいかもしれません。
連対18頭中、15頭に重賞掲示板があり、残る3頭中2頭は重賞初挑戦。
また、連対18頭中、17頭に芝1600mでの勝ちがあり、残る1頭にもマイルGⅠでの3着がありました。
勝ち馬9頭で見ると、10番枠より内の馬が8勝、加えて、4番人気までの馬で8勝ですから、勝つのは“内枠を引いた人気馬”ということになります。
さらに、勝ち馬9頭で、重賞連対が無かった馬は、前走で3勝クラスを勝ち上がった馬か、中山芝1600mの連対が100%の馬に限られます。
牝馬は〔240〕。
最後に年齢別で見ておくと、3歳〔203〕、4歳〔312〕、5歳〔342〕、6歳〔031〕、7歳〔111〕。
5、4歳を中心に、まんべんなくのイメージでいいかと思います。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と』
【書誌情報】
『究極の競馬ガイドブック 自分で“勝ち馬”を探せるようになる』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくので、まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導いてあげるのを目的とした本です。
公開日:2020.09.10