2イニング2安打無失点の好投見せた杉山一樹
7月8日の楽天イーグルスとの第1戦で今季初登板を果たし、自己最速タイの157キロを投じて2者連続の見逃し三振を奪うなど無失点で切り抜けたソフトバンクの杉山一樹が、10日の第3戦でも8回から登板し、2イニングを2安打2奪三振2四球無失点とイニングをまたいでの登板を見事無失点で切り抜けた。
プロ野球解説者の柴原洋は昨夜の杉山一樹の投球を見て、変化球をどの辺に投げれば空振りが取れるという感覚を身につけたことが好投の要因と話した。
今までは、杉山一樹自慢の最速157キロのストレート一辺倒で勝負しており、1軍では通用しないと言われていたが、変化球が打者心理をくすぐる所に投げられるようになると、自慢の最速157キロのストレートも活きてくる。
変化球の投げ所を掴めたきっかけは、やはり1年目の昨季はキャンプで右足首を痛めてからフォームを崩し、不本意な成績に終わったが、チームのエース・千賀滉大に弟子入りしたことが大きく影響したのだろう。
このままの勢いで今シーズン最速157キロのストレートが武器の杉山一樹がブレイクできるのか注目だ。
公開日:2020.07.10