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池山隆寛、真中満。スワローズのレジェンドが語った「スワローズに欠けているもの」とは?

Text:遠藤玲奈

池山隆寛さん、真中満さんトークショーレポート

10月8日、スワローズファンの皆さんを集めて、池山隆寛さんと真中満さんというレジェンド2名のトークショーが開催されました。
「がんばろう、スワローズ」そんな思いを込めたお二人のお話は熱く、後輩や教え子たちへの愛に満ちていました。

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現役選手の長所や課題についてたくさんお聞かせいただき、スワローズのファンにはたまらない内容でした。監督やコーチといった立場にある人が選手のことを考え、上達を願って指導することは、実際にはそこまで割りきった気持ちだけではないとしても、仕事だから、ということもできます。
ファンは違います。応援することに何の義務もなく、金銭や物品という意味では得るものもありません。ですが……
得るものは、確実にあるのです。だからこそ、これだけ熱心に応援している。それははたして何なのだろう。
「36」や「77」を背負った大勢のお客様を後方から見ながら、つくづく考えました。

今のスワローズは、他球団のファンがおそれをなす強力打線です。青木宣親、山田哲人、バレンティン、村上宗隆。スワローズファンならずとも「強そう」というのではないでしょうか。
やはり投手陣の整備が肝心です。池山隆寛さんも真中満さんも、野手出身とは思えないほど、各投手の課題を詳細に語ってくださいました。

「落ちるボールをうまく投げられるようにならなければ」と複数の投手について真中さんはおっしゃいました。
「中継ぎは悪くない、先発さえあと2、3人……」という真中満さんに「いきなり2、3人はそう簡単ではない」という池山隆寛さんの鋭い切り返しには笑い声も出ましたが、本音のやりとりでした。
「先発はある程度我慢して使うしかない、高津臣吾新監督はきっとそうするはず」というご意見にも、かつてのチームメイトのお二人ならではの説得力がありました。
野手については、スローイングの難しさのお話が印象に残りました。ピッチングと比べて、野手間の送球は何気なく行われているように見えますが、実はかなりデリケートで、練習も慎重さを要するそうです。
自分たちには到底手の届かない領域のスーパープレー。選手たちが苦手なことにも取り組み、ひとつひとつできるようになっていく様子。その両方を見られるから、私たちは野球の応援をやめられないのだなと改めて感じました。

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現役のスワローズ選手の皆様。
がんばってください。今シーズンまでも十分にがんばってきたことと思います。ですが、あえて申し上げます。もっとがんばれるかもしれません。池山隆寛さんと真中満さんの言葉の端々に、そのような期待が感じられました。
「任せてください」と池山隆寛さんはきっぱりとおっしゃいました。ファームでご指導を受ける皆様、池山隆寛さんのアドバイスを全て実行してみてください。技術的なことも、精神的なこともです。自分には少し難しいと思われることもあるかもしれません。スーパースター池山隆寛さんはできただろうけど、と。
私自身、苦手なことが多いので、その気持ちはよくわかります。でも、できそうもない相手には、池山隆寛さんも指導しないはずです。やれるに違いないという思いがあるから、声をかけてくれるのです。
やってみましょう。できると信じて。できるまで。
その時には真中満さんも、皆それぞれに立派になったなと心から喜んでくれるはずです。

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『ラブすぽ』ライター:遠藤玲奈
池田高校のやまびこ打線全盛期に徳島に生まれる。慶應義塾大学法学部卒業、東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。選手としての経験はないが、独自の方法で野球の奥深さを追究する。特に気になるポジションは捕手。フルマラソンの自己ベストは3時間31分。