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中山開催なのに関東馬が勝ったことの無い不思議なGⅠ【ホープフルS】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去6年データ分析!

Text:長谷川雄啓

ホープフルS(木曜・中山)

2歳中距離王決定戦。芝2000m戦、GⅠ。

GⅠに格上げされたのが17年のこと。従いまして、データは過去6年です。

 

1番人気は〔400〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔021〕。

6番人気以下〔113〕。

馬連3ケタ3回に、万馬券1本。

GⅠになって5年は堅い決着でしたが、昨年は14、7、6番人気の1~3着で3連単246万馬券! 今年はどちらのホープフルS?

 

ステップレースを見ていきましょう。

東京スポーツ杯2歳S(含むGⅢ)から〔301〕。勝ち馬3頭に、4着馬。

デイリー杯2歳Sから〔010〕。勝ち馬。

京都2歳Sから〔110〕。2着馬。

OPの萩Sから〔210〕。1番人気で連対の馬。

アイビーSから〔011〕。1、2番人気で1着の馬。

芙蓉Sから〔001〕。4番人気1着馬。

1勝クラスから〔022〕。3番人気までで1着の馬。

新馬勝ちから〔001〕。3番人気で勝ち上がった馬です。

 

勝ち馬は、すべて前走でOPクラスを走っていました。

馬券圏内18頭中、前走1着が14頭、2着が3頭、4着が1頭。ここまで掲示板を外した馬はいません。

また、17年2着のジャンダルムを除く17頭は、前走芝1800mまたは芝2000mから。

 

ジャンダルムはデビューから芝1600mで重賞を含む連勝の馬で、このジャンダルムと22年優勝のドゥラエレーデ以外の16頭は、芝1800m以上での勝ちがありました。

ちなみに、ジャンダルムは芝1600mのデイリー杯2歳S勝ち馬。ドゥラエレーデは芝1800mの東京スポーツ杯2歳S4着馬で、前々走でダート1700m未勝利を勝ち上がっていました。

 

馬券圏内18頭中、2勝馬が15頭。残りの3頭のうち、21年優勝のキラーアビリティにはOPクラス2着が、22年優勝のドゥラエレーデには東京スポーツ杯2歳S4着があり、新馬勝ち即の17年3着ステイフーリッシュは3着までとなっています。

キャリア1戦の馬は3着に1頭のみ、5戦以上の馬は2着に1頭のみです。

関西馬が〔652〕、関東馬が〔014〕。関西馬が関東馬を圧倒しています。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第6版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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