過去、無敗の三冠馬2頭の次走は敗戦という歴史
今年、同時に2頭の無敗の三冠馬が誕生したわけだが、コントレイルとデアリングタクト以外の無敗の三冠馬は過去に2頭。
1984年のシンボリルドルフ、2005年のディープインパクトだ。
どちらも牡馬で、牝馬の無敗の参加馬はデアリングタクト以前には存在しない。
今日はこの2頭が菊花賞を勝って無敗の三冠馬になった次走を紹介したい。
まずはシンボリルドルフ。
菊花賞後はジャパンカップに出走。しかし、今とは違って菊花賞→ジャパンカップは中1週のローテーションだった。
ジャパンカップは④人気の単勝8.8倍。無敗の三冠馬の次走オッズとしては支持率が低かった。
ちなみに①人気馬は前年の三冠馬・ミスターシービーだった。
結果は3着。伏兵⑩人気のカツラギエースの逃げ切りだった。いわゆる「人気薄の逃げ切り勝ち」だ。
次にディープインパクト。
菊花賞後は2ヶ月後の有馬記念に出走。単勝1.3倍の断トツ①人気だった。
しかし、結果は④人気・ハーツクライの先行抜け出しを差し切れずの2着だった。
過去2頭の無敗の三冠馬は次走を負けた。菊花賞を目一杯仕上げた反動だろうか?
もちろん、コントレイル&デアリングタクトの結果は分からない。
しかし、カツラギエースやハーツクライのような伏兵を探してみるのもアリなジャパンカップであるということは頭の片隅に置いておいてもいいかもしれない。
公開日:2020.11.26