牝馬は苦戦。ベテラン馬は⁉
今週の重賞は、京都で東海ステークスと中山でAJCCの2つが開催される。その2つのうち、今後の芝中距離を占う上で重要なレース「AJCC」の勝ち馬を、過去10年のデータからサバイバル方式で検証していく!!
1.牝馬は苦戦
過去10年で牝馬は勝利が無く、最先着でも3着まで。牝馬にとっては厳しいレースとなっている。そのため牝馬として唯一の出走となる③モリアーナは、ここで勝ち馬争いから脱落となる。
2.馬齢
馬齢では6歳馬がトップの4勝を挙げ、続いて5歳馬の3勝、4歳馬の2勝、7歳馬の1勝となっている。
7歳馬でも勝っているため、一見ベテラン馬でも好走出来るかに思えるが、8歳馬以降の馬が3着内に入った事はない。そのため8歳馬以降の馬の勝ちはないとみて、ここで消しとする。
①マイネルウィルトス、⑨カラテ、⑫ボッケリーニの実力馬3頭が消しの対象となる。
3.枠番・馬番
枠での有利不利はなく、どの枠からでも勝ち馬が現れている。そのうち5枠と6枠がそれぞれ2勝と、複数勝利を挙げている。
細かく馬番で見てみると、過去10年で3着内すら入れていない【死の馬番】の存在が確認出来た!!
その馬番とは「5番」で⑤ホウオウリアリティにとっては、不吉なデータとなってしまった。
4.前走クラス別
前走GⅠを走った馬が6勝でトップの成績を収めており、これに続くのがGⅡ組で2勝。残りは、GⅢ組と条件戦組のそれぞれ1勝となっている。
AJCCを勝つには格が必要と見て、前走GⅠ組とGⅡ組が勝ち馬候補と判断。ここで②クロミナンス、⑥サンストックトン、⑦アドマイヤハレーが消える事となった。
5.前走着順別
前走の着順を見てみると、前走二桁着順の馬でも3勝を挙げているように、前走で掲示板外だった馬が4頭も勝っている。
しかし、この4頭はGⅠを走って来ており、GⅡ以下を走った馬で掲示板外だった馬が巻き返した事はない。
そのため、前走着順別ではGⅠを走っていれば何着でも好走可能とし、GⅡ以下を走った馬は5着以内と掲示板内を確保した馬のみを勝ち馬候補とする。
⑧シルブロンと⑩ラーグルフが、ここで消える。
以上、5項目のサバイバルを残った馬は、④ショウナンバシットと⑪チャックネイトの2頭となった。
果たして、データからサバイバルを生き抜いた馬が勝つのか!?
発走は、1月21日 中山競馬場 11レース 15時45分予定。
公開日:2024.01.20
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