外枠に入ると厳しい
今週末には、グランドオープンした京都競馬場で初のGⅠ天皇賞(春)が開催されるが、その前日の東京競馬場ではダービーを賭けた戦い「青葉賞GⅡ」が開催される。
青葉賞は1994年からダービートライアルとして誕生し、しかもコースと距離がダービーと同じにも関わらず、青葉賞を出走した馬から未だダービー馬は誕生していない。それでも、馬に関わる人達の夢「ダービー」へ出るチャンスを得られるため、毎年数多くの馬が出走して来る。
そこで、過去10年のデータから青葉賞の勝ち馬を導き出す!!
1.前走着順別
最多は前走を勝った馬で7勝。続くのは3着馬だった馬が2勝。残りは7着だった馬の1勝となっている。そのため前走を勝っている方が良いが、なるべく3着内と好走している方が勝ち馬に近づける。
2.キャリア別
キャリア4戦した馬が最多の4勝を挙げ、続くのは3戦組と6戦組がそれぞれ2勝。残りは5戦組と7戦組の1勝となっている。以上の結果から、3戦以上7戦以内の馬が勝ち馬に近いことが分かった。
3.前走クラス別
最多は1勝クラスの特別戦を走った馬で6勝を挙げている。続くのはGⅡクラスを走った馬で2勝。残りはGⅢクラスと未勝利クラスを走った馬で、それぞれ1勝を挙げている。
そのため、未勝利クラスと1勝クラスでも特別戦を走って来ていない馬は、この青葉賞では厳しいと言ってもいいだろう。
4.枠番・馬番
枠では8枠のみから勝ち馬が出ておらず、トップは1枠、3枠、5枠のそれぞれ2勝となっている。これを細かく馬番で見てみると3着内すら入れない「死の馬番」として14番が浮かび上がって来た。枠も死の馬番も外枠に入ると厳しい事が分かるデータである。
以上から勝ち馬にもっとも近い条件とは
1,前走を勝った馬
2,キャリア3戦以上7戦以内の馬
3,前走は1勝特別戦かGⅡクラスを走った馬
4,8枠と死の馬番14番に入らなかった馬
この4つのデータの該当馬として、勝ち馬候補は③ヨリマル、⑩サヴォーナ、⑪スキルヴィングの3頭となった。
果たして、データが示すように3頭の中から勝ち馬が現れるのか?
発走は、4月29日 東京競馬場 11レース 15時45分予定。
公開日:2023.04.29