今週は函館競馬場で「函館2歳ステークス(GⅢ)」と「函館記念(GⅢ)」の2つの重賞レースが開催。
ナムラリコリスが勝った函館2歳ステークスは、2歳馬ではJRAで最初の重賞レース。
まだ2歳戦が開始したばかりの時期で、ほとんどが1勝馬ということもあり、距離も1200mのため、ここから大きなレースを勝った馬が少なく出世レースとは言い難い状況となっている。
そして日曜に開催される「函館記念(GⅢ)」も昨今は、勝ち馬がその後大きく羽ばたいたかと言うと、言い難いレースとなっている。
しかし、今年は実績馬が参戦してきた事によって、例年に増して注目度がグンとUPしている。
その大物参戦馬は、今年のフェブラリーS(GⅠ)勝ち馬①カフェファラオの参戦である!!
ダートGⅠを勝っているとはいえ、一度も芝レースを走ったことのない馬ではある。
しかし、力のいる洋芝を使用している函館競馬場だからこそ、陣営も勝機があると見込んで参戦してきている1頭である。
ただし、3つのハードルが待ち構えている。
過去10年で58kg以上を背負ったのは4頭のみ。
そのうち勝った馬はおらず、3着以内に入った馬は2014年のダークシャドウ1頭のみであること。
しかも①カフェファラオは58.5kgと過去10年で、もっとも重い斤量で走る。
これが一つ目のハードル。
過去10年でGⅠ勝ち馬が函館記念を勝ったことがないばかりか、3着にも入ったことがない。そもそもGⅠタイトルを獲った馬の参戦がなかったのだが。これが2つ目のハードル。
最後の3つ目が、過去10年で最内枠の①番の勝ちがなく、1回の2着があるのみ。
以上のデータから見ても①カフェファラオにとってはかなり厳しいとは言わざるを得ない。
果たして、①カフェファラオはこの超難関ハードルを乗り越えて勝つことが出来るのか!?
発走は7月18日 函館競馬場11レース 15時25分予定。
公開日:2021.07.17