過去10年のデータから、最も勝ち馬に近い馬を探す!
南関牝馬三冠クラシックの最終レース「関東オークス(JpnⅡ)」が川崎競馬場で開催される。
この南関牝馬三冠クラシックは1987年から成立したのだが、今まで南関牝馬三冠に輝いたのは2006年のチャームアスリープ一頭しかいない。
そして、その達成困難な偉業に今年挑もうとしているのが、浦和所属の①スピーディキックである。
現在、地方重賞3連勝中と勢いに乗っているが、これを阻止すべくJRAから4頭の刺客が立ち向かう。
そこで、関東オークスの過去10年のデータから①スピーディキックが3冠達成するかを占ってみる。
1,前走距離
前走1800mを走った馬が5勝と圧倒的。
また、1800m以上と範囲を広げると8勝となり、1600m以下を使ってきた馬には不利なデータである。
①スピーディキックは前走1800mを走っていて、この条件だけを見れば3冠に近いと言ってよい。
2,前走レース別
過去JRA勢が9勝を挙げているので、どうしてもJRA競走の勝ち馬が多くなるので仕方ない。
それでも地方重賞の東京プリンセス賞組の成績は良く、1勝/2着:3回/3着:2回とかなりの確率で好走している。
当然①スピーディキックも前走・東京プリンセス賞組のため、3冠の権利があると言ってよいだろう。
3,枠番、馬番
枠では5枠と8枠が3勝ずつでトップをマークしている。
その逆で勝っていない枠は1枠と6枠のみ。
さらに細かく馬番で見てみると、7番が2勝/2着:2回/3着:1回の成績。
隣の6番も1勝/2着:3回/3着:3回と、この2つの馬番がかなりの良績を残している。
そうなると、スピーディキックは1番に入ってしまっており、この1番は勝ち馬どころか2着にも入ったことのない死の馬番に入ってしまった。
①スピーディキックはこのデータでは3冠達成から1歩後退という評価になる。
また隣の2番も1勝のみで2着:0回/3着:0回。1番、2番の内枠は成績を残しづらい馬番となっているのが関東オークスだ。
さて、最終結論だ。
①スピーディキックの3冠達成の夢を打ち砕く馬はいるのか?
上記3つのデータから判断すると、前走でJRA競走の1800mを使い&良績集中の7番に入った⑦グランブリッジが最有力だ!
果たして①スピーディキックは死の馬番からでも史上2頭目の南関牝馬3冠馬となることが出来るのか!?
発走は6月15日の川崎競馬場11レース、20:10発走予定。
公開日:2022.06.15