1月27日川崎競馬場で「川崎記念(JpnⅠ)」が開催される。
2011年にフリオーソが勝ったのを最後に地方所属馬による勝利がない。
JRA勢が圧倒的に有利なレースである。
今年も東京大賞典の勝ち馬で3連覇を達成した⑧オメガパフューム、昨年の3着馬⑦デルマルーブル、ジャパンダートダービ馬の④ダノンファラオなど5頭がJRAから登録してきており、手強いメンバーとなっている。
しかし、今回もすんなりとJRA勢が勝てるかというと、そうではないであろう。
それは昨年の東京大賞典で、オメガパフュームに負けたとはいえ、あと一歩まで迫った①カジノフォンテンが出走してくるからである。
このカジノフォンテン。デビューから一貫して地方のみを走り結果を残してきた、純粋培養の地方所属馬である。
充実期に入ったであろう5歳を迎え、今年初戦に大金星を狙うべく、前走で敗戦を喫したオメガパフュームとの再戦でも出走してきた地方競馬期待の星。
そのため川崎記念は、地方期待の星・カジノフォンテンと、JpnⅠ連勝を狙って出走してきたオメガパフュームの一騎打ちとなりそうだ。結果はいかに?
レース前に、この期待の星・カジノフォンテンのお父さんについて振り返ってみよう!!
カジノドライヴ
2005年アメリカ産の馬で、半兄にベルモントステークス(GⅠ)勝ち馬・ジャジル、半姉にベルモントステークス(GⅠ)とケンタッキーオークス(GⅠ)勝ち馬のラグズトゥリッチズがいる。
そういう血統背景もあり、2008年3歳新馬戦を勝利後にアメリカ遠征に行く。
そのアメリカ遠征でGⅡのピーターパンSを勝ち、兄と姉が制覇したベルモントS(GⅠ)に出走登録するも、前日に左後脚に挫石を発症し出走を断念し帰国。
その後、10月に開催されるBCクラシック(GⅠ)に出走すべく、再度アメリカへ渡る。
しかし、調教過程が順調とは言えず、当初は9月に渡米する予定が10月にずれ込み、BCクラシックに出走するため、1週間前の条件戦に出走し勝って権利を獲得し、BCクラシックに出走するも疲労が残っていたのか12着と惨敗。
その後、日本では2009年フェブラリーSで2着に入るなど、その才能の片鱗を見せるも怪我などの影響があり、6歳の2011年に引退し種牡馬となる。
種牡馬としてカジノフォンテンのほかにも、みやこSの勝ち馬・ヴェンジェンスなどを輩出するも、2019年に死亡。
怪我で満足いくレースが少なかった父に代わり、GⅠ級レースを制覇するのかカジノフォンテン!!
発走は、1月27日 川崎競馬場 11レース 16:10発走予定。
公開日:2021.01.25
PREVIEW
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