追い風!? 向かい風!? 藤沢調教師、高橋調教師がラスト重賞で受ける風向きは!?
今週で2月が終わる。そして、7名の調教師が引退する。
その中に、2017年ダービー馬「レイデオロ」、フランスGⅠを勝った「タイキシャトル」、マイルの女王「グランアレグリア」など数々の名馬を育て、GⅠ通算24勝、JRA重賞通算126勝をあげた藤沢和雄調教師も含まれている。
その藤沢厩舎、最後の出走レースは2月27日にある「中山記念GⅡ」で、⑥レッドサイオン、⑨ゴーフォザサミット、⑭コントラチェックの3頭出しとなっている。
また、このレースを最後に同じく引退する調教師がもう一人いる。⑪カラテを管理する高橋祥奏調教師である。
この2人の調教師にとって、最後の重賞レースとなる。
そこで、このお二方の管理馬が中山記念を勝てるのか?
過去データからこの4頭の検証をしてみようと思う!!
①前走距離
距離短縮組が圧倒で8勝も挙げている、次いで延長組で2勝、意外と同距離は1勝も挙げられていない。
前走距離を細かく見ていくと2000m組が5勝と圧倒しており、次いで1600m組の2勝。
このデータから、⑨ゴーフォザサミットは前走1800mの同距離を走っていて勝ち馬候補からは消えてしまう。
②前走クラス別
前走でGⅠを走った馬が5勝、GⅢが4勝、海外GⅠが1勝と、重賞クラスを走っていないと厳しいレースという事が分かる。
そうなると、⑥レッドサイオン、⑨ゴーフォザサミットが勝ち馬候補から脱落。
③牡馬vs牝馬
このレースは、牡馬が9勝と圧倒している。牝馬で勝ったのがオークスを制したヌーヴォレコルトのみで、これは過去20年を遡っても唯一の記録である。
そうなると、GⅠを制していない牝馬の⑭コントラチェックには厳しいデータとなる。
この3つのデータからは、勝つ可能性があるのは高橋調教師管理の⑪カラテのみで、藤沢調教師にとっては、かなりの向かい風データとなった。
果たして、この二人の調教師の管理馬から勝ち馬が出るのか!?
発走は、2月27日の中山競馬場11レース、15時45分予定。
公開日:2022.02.26