いよいよ今週からクラシックレースが幕開けする。
まずは牝馬第1戦の桜花賞。
2歳牝馬女王の白毛馬のソダシにとって、GⅠ2勝目となるのかが注目されている。
しかし、過去10年の成績では、阪神JFを勝った馬が桜花賞を制したことがない。
最後の該当馬は2010年の3冠馬・アパパネとなっている。
また、ソダシで気になるところがクロフネ産駒というところだ。
クロフネ産駒からは未だ1頭も牡馬、牝馬に関わらず、クラシックを勝った馬がいない。
GⅠを勝った馬を挙げてみると、スリープレスナイトやカレンチャンなどスプリントで輝いた馬や、ホエールキャプチャ、クラリティスカイ、アエロリットなどマイルで輝いた馬などがいる。
以上から短距離からマイル前後が守備範囲となるため、牡馬ではクラシックを狙うには厳しいかと思われる。
しかし、牝馬なら桜花賞が1600mと適距離にも関わらず、未だ勝っていないのが現状である。
それには、クロフネ産駒の得意コースに関係しているかと思われる。
マイルなら東京の成績が良く連対率が20%を超えている。
今回行われる阪神では、マイルの連対率が12%と低く、阪神では1200mが16%と短距離の方が得意傾向にある。
それともう一つ気になるデータが、クロフネ産駒の牝馬は2歳の成績がどの年齢よりも一番良く、勝率は10%を超えている。
3歳では8%前後、4歳では7%前後と年齢が上がることに成績が下降していっていることから早熟傾向にある。
これが関係して、クロフネ産駒から未だクラシックを制覇した馬がいないと思われる。
そこでソダシに話を戻すが、2歳で完成している感があり、そのアドバンテージがどこまで残っているか? それによってこの逆境のデータを覆してクロフネ産駒として、また白毛馬として、初のクラシックを制覇する馬となることが出来るであろう。
果たしてソダシは2冠目を達成出来るのか!?
発走は、4月11日 阪神競馬場 11レース 15時40分予定。
公開日:2021.04.08