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4年連続本塁打王を記録したパ・リーグを代表する強打者!中西太

Text:張ヶ谷勝利

球界のリトルスラッガー列伝

コイツら、小さな体でタダモノじゃない!

プロ野球界を代表するスラッガーは「見た目」からして常人離れしている選手がほとんど。しかし現在、日本人の平均身長程度ながら驚異の打棒を誇る「小さな大打者」が球界を席捲しつつある!

ケガさえなければ!?パ・リーグ屈指の強打者!

中西太/西鉄ライオンズ
●身長173cm

西鉄の黄金期を主軸として支え、指導者としても実績を誇る中西太。身長は173センチと決して大きくはないが、高校時代から「怪童」と騒がれ、プロ1年目からレギュラーに定着して新人王を獲得。プロ2年目以降はその打棒がさらに凄みを増し、4年連続本塁打王を記録するなど一気にパ・リーグを代表する強打者へと成長した。1953年の大映戦で放った本塁打はバックスクリーンをはるかに超え、今なお「プロ野球史上最長飛距離」の呼び声も高い。この本塁打は打たれた投手・林義一がライナーかと思ってジャンプしたが、そのまま伸びてバックスクリーンを超えていったという逸話も残っており、ほかにもライナーがあまりの速さだったため野手が一歩も動けず、そのまま足を直撃して病院送りになるなど「昭和のパ・リーグ」にふさわしい数々の伝説を誇っている。プロ8年目に負ったケガの影響で、現役後半は満足のいく成績を残せなかったが、それまでの7年間で本塁打王5度、打点王3度、首位打者2度という驚異的な数字を残しているのも、中西の持つ「伝説」のひとつだろう。

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