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通算二塁打は日本一!1年目から中日を背負い続けた立浪和義の年俸は今ならいくら?

昭和、平成のスーパースターが21世紀にプレーしていたら?球界のレジェンド今なら年俸はいくら?

かつてのスター選手が、“もしも”現代のプロ野球界でプレーしていたら……という“if企画”。今回は少し趣向を凝らして、現役の監督の“妄想年俸”を算出してみた!

1年目から主力に抜擢!中日を背負い続けた男

通算二塁打は日本一!ミスタードラゴンズ:立浪和義
【妄想生涯年俸】
48億1000万円
(年平均2億1864万円)

今季から中日の新監督に就任する立浪和義。中日一筋22年、通算2480安打を誇るミスタードラゴンズは、18歳でプロ入りし、いきなり鮮烈なデビューを飾っている。高校時代は当時最強を誇ったPL学園の主将として、甲子園で春夏連覇。ドラフトでは中日と南海が1位で競合し、抽選で中日への入団が決まった。

近年でいえば、同じく甲子園で春夏連覇を記録し、鳴り物入りでプロ入りした根尾昂が一番近いだろうか。というわけで、1年目の妄想年俸は根尾と同じ1500万円とさせて頂いた。近年、というか長いプロ野球界の歴史において、「高卒の内野手」がいきなりプロで活躍した例はほとんどない。稀有な例として立浪和義の高校時代の先輩でもある清原和博が挙げられるが、清原の場合はポジションが一塁。

立浪和義のように「守備力」が重要視される二遊間の選手は、たいていの場合プロでまずは“守備の壁“に悩まされる。

しかし、立浪和義は違った。1年目の春季キャンプから素質を発揮し、チームも前年セ・リーグで遊撃ベストナインを受賞していた宇野勝を二塁にコンバートさせてまで立浪和義を遊撃手に抜擢。開幕戦でも「2番・遊撃」でスタメン出場を果たすと、同年は110試合に出場。打率こそ・233と苦しんだが、高卒新人としては史上初となるゴールデングラブ賞を獲得した。

当然ながら、2年目は年俸も大幅にアップする。史実でも400万円→960万円と倍増以上のアップを勝ち取ったが、現代野球ではアップ率はさらに跳ね上がるはず。高卒の遊撃手でいきなりレギュラー&ゴールデングラブ賞という前例は立浪和義以外いないため、参考にする選手がいないのが悩ましいが、ここでは4000万円と算出させてもらった。もっと上げてもいい気がするが、打率の低さを考慮した形だ。

2年目こそ右肩の故障で出場試合数を減らしたが、3年目以降は完全にレギュラーに定着。こうなると、当然ながら年俸も倍々ゲームで増えていく。立浪和義はいわゆる“スラッガータイプ”ではないため、例えば昨年オフの村上宗隆のような「歴史に残るアップ率」を記録するまではいかないが、それでもプロ5年目には1億円の大台に乗り、現在ならFA権を取得する1995~1996年あたりには大型契約を結ぶことになるはずだ。

立浪は現役22年間を通して、打撃主要タイトルを一度も獲得していない。さらに言うと、シーズン20 本塁打も、100打点も記録していない。しかし、打率3割を計6度マークし、NPB記録でもある通算487本の二塁打を放つなど、いわゆる“中距離打者”として長きにわたって活躍。

高卒1年目から大きな低迷を経験せずにコンスタントに結果を残すことで、その妄想年俸も膨大なものになる。30歳を越えても成績が下がらないのは、「高年俸」獲得のカギでもある。契約更改は基本的に前年の年俸をベースに査定されるため、ベースが高ければ高いほど契約額は高騰する。

立浪和義は31歳シーズンの2000年に打率・303、以降も2002年に・302、2004年に・308を記録。最初に3割をマークしたのがプロ3年目、21歳シーズンの1990年なので、いかに長期にわたって一流の成績を残してきたか分かるだろう。史実でも推定年俸2億5000万円を記録しているが、妄想年俸のMAXはさらに2億円上乗せの4億5000万円。長打力やOPSを考えるとやや高過ぎる気もするが、“チームのレジェンド”にはこれくらい奮発してもいいだろう。

40歳で現役を引退した2009年も、77打席ながら打率・318を記録。妄想生涯年俸48億円オーバーは、“ミスタードラゴンズ”にふさわしい数字と言えるだろう。

立浪和義 年度別成績&年俸

1988年 110試合 336打数 61得点 75安打 15二塁打 4本塁打 18打点 22盗塁 42四球 53三振 打率.223 出塁率.317 長打率.310 OPS.626 (妄想年俸)1500万円

1989年 30試合 85打数 10得点 20安打 6二塁打 2本塁打 8打点 3盗塁 10四球 10三振 打率.235 出塁率.316 長打率.400 OPS.716 (妄想年俸)4000万円

1990年 128試合 511打数 73得点 155安打 33二塁打 11本塁打 45打点 1盗塁 60四球 61三振 打率.303 出塁率.381 長打率.456 OPS.837 (妄想年俸)3500万円

1991年 131試合 520打数 87得点 151安打 35二塁打 10本塁打 45打点 10盗塁 74四球 69三振 打率.290 出塁率.379 長打率.423 OPS.802 (妄想年俸)8000万円

1992年 98試合 379打数 52得点 114安打 16二塁打 5本塁打 42打点 8盗塁 51四球 52三振 打率.301 出塁率.383 長打率.404 OPS.787 (妄想年俸)1億2000万円

1993年 128試合 500打数 73得点 143安打 18二塁打 16本塁打 50打点 6盗塁 70四球 51三振 打率.286 出塁率.376 長打率.430 OPS.806 (妄想年俸)1億3000万円

1994年 129試合 489打数 90得点 134安打 27二塁打 10本塁打 53打点 12盗塁 83四球 50三振 打率.274 出塁率.378 長打率.395 OPS.773 (妄想年俸)1億5000万円

1995年 126試合 489打数 72得点 147安打 25二塁打 11本塁打 53打点 10盗塁 59四球 46三振 打率.301 出塁率.378 長打率.423 OPS.802 (妄想年俸)2億円

1996年 130試合 511打数 91得点 165安打 39二塁打 10本塁打 62打点 2盗塁 69四球 57三振 打率.323 出塁率.404 長打率.466 OPS.870 (妄想年俸)3億円

1997年 133試合 495打数 77得点 133安打 24二塁打 14本塁打 55打点 8盗塁 77四球 42三振 打率.269 出塁率.372 長打率.414 OPS.786 (妄想年俸)3億円

1998年 134試合 504打数 60得点 137安打 24二塁打 8本塁打 43打点 6盗塁 74四球 60三振 打率.272 出塁率.367 長打率.371 OPS.738 (妄想年俸)3億円

1999年 123試合 417打数 54得点 111安打 32二塁打 4本塁打 53打点 3盗塁 51四球 44三振 打率.266 出塁率.345 長打率.376 OPS.721 (妄想年俸)3億円

2000年 126試合 436打数 58得点 132安打 30二塁打 9本塁打 58打点 5盗塁 46四球 43三振 打率.303 出塁率.372 長打率.447 OPS.819 (妄想年俸)3億円

2001年 139試合 507打数 52得点 148安打 30二塁打 9本塁打 65打点 6盗塁 54四球 54三振 打率.292 出塁率.359 長打率.412 OPS.771 (妄想年俸)4億円

2002年 137試合 506打数 62得点 153安打 34二塁打 16本塁打 92打点 4盗塁 45四球 55三振 打率.302 出塁率.364 長打率.472 OPS.836 (妄想年俸)4億円

2003年 135試合 500打数 52得点 140安打 28二塁打 13本塁打 80打点 2盗塁 52四球 72三振 打率.280 出塁率.350 長打率.422 OPS.772 (妄想年俸)4億円

2004年 134試合 523打数 68得点 161安打 25二塁打 5本塁打 70打点 5盗塁 45四球 52三振 打率.308 出塁率.364 長打率.384 OPS.749 (妄想年俸)4億5000万円

2005年 138試合 501打数 57得点 127安打 25二塁打 9本塁打 56打点 2盗塁 68四球 76三振 打率.253 出塁率.345 長打率.361 OPS.706 (妄想年俸)4億5000万円

2006年 113試合 259打数 17得点 68安打 10二塁打 1本塁打 31打点 3盗塁 17四球 28三振 打率.263 出塁率.310 長打率.320 OPS.630 (妄想年俸)2億円

2007年 101試合 109打数 4得点 30安打 2二塁打 2本塁打 31打点 0盗塁 16四球 14三振 打率.275 出塁率.364 長打率.367 OPS.731 (妄想年俸)1億円

2008年 86試合 73打数 2得点 15安打 4二塁打 1本塁打 10打点 0盗塁 11四球 11三振 打率.205 出塁率.314 長打率.301 OPS.615 (妄想年俸)1億円

2009年 77試合 66打数 3得点 21安打 5二塁打 1本塁打 17打点 0盗塁 12四球 7三振 打率.318 出塁率.425 長打率.439 OPS.864 (妄想年俸)4000万円

通算 2586試合 8716打数 1175得点 2480安打 487二塁打 171本塁打 1037打点 135盗塁 1086四球 1007三振 打率.285 出塁率.366 長打率.408 OPS.773 (妄想年俸)48億1000万円

出典:『がっつり! プロ野球(31)』

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