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144キロから161キロ!無名の高校生がエースに成長した千賀滉大!

Text:落合初春

144キロから161キロ!無名の高校生がエースに!

千賀滉大:2010年育成ドラフト4位指名

今季、ノーヒットノーランを達成し、ソフトバンクのエースに君臨している千賀滉大も育成出身の成り上がり組。

高校時代はエースを張っていたが、蒲郡高は甲子園出場なしの無名校。3年夏は愛知県大会3回戦で敗退している。

当時の最速は144キロだったが、そのクラスの高校生投手はゴマンといる。最速が144キロということは、平均球速は130キロ台後半。コントロールもよくなかった。180センチ台の身長はあれど、やや物足りない数字と実績だったことに間違いはない。ただ、ヒジの柔らかさは天下一品だったという。

強豪校ならば大学進学が決まっていたかもしれないが、その微妙なラインを突けたのは育成制度の功名といえるだろう。

また体もできあがっていなかった。プロ1年目、3軍で鍛錬を積むと、体重は9キロ増、最速も9キロ増の153キロに。2年目には代名詞の「お化けフォーク」を習得し、支配下登録を勝ち取った。3年目にはリリーフで登板し、1軍に定着。右肩痛に苦しんだ時期もあったが、2016年から4年連続で2ケタ勝利を達成している。

担当スカウトは現・2軍監督の小川一夫氏。すさまじい慧眼で千賀の潜在能力を見抜いたのだ。