今シーズン初登板で好投見せた榊原翼
7月3日にメットライフドームで行われた西武ライオンズとの第1戦に今シーズン先発初登板でマウンドに上がった榊原翼。
初回から持ち前の闘志あふれるピッチングを見せ、5回90球5安打4与四死球4奪三振1失点と粘りの投球で最少失点に抑え、勝ち投手の権利を持って、オリックス救援陣にバトンを繋いだ。
しかし試合は、バトンをもらった救援陣が踏ん張れず、西武ライオンズとの第1戦は4-4の引き分けに終わった。
今シーズン初登板を終えた榊原翼は、「初回からピンチになってしまうなど3者凡退のイニングがなく、球数が多くなってしまったことは反省しなければならない。」と勝利投手になれなかったことよりも次回の登板で良いピッチングを見せることをすでに考えていた。
自身で語った通り、反省点もあるが、闘志溢れる投球でインコースにズバッと決まるストレートが光るなど素晴らしい球もあった。そういったボールをここぞの場面でしっかり投げ込み、三振を奪っていければ、球数も減り、もっと長いイニングを投げられる投手へと成長してくれそうだ。
1軍登板機会までの期間で取り組んだ「力まず投げる」為の新フォームに手応えを感じたのではないだろうか。
榊原翼が今シーズン初勝利をあげる日はそう遠くなさそうだ。
公開日:2020.07.04