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ネクスト “打てる捕手” 候補は誰!?

覚醒の感漂う広島・坂倉/ソフトバンク・九鬼も期待

 次世代の「打てる捕手候補」の筆頭と言えば、広島の坂倉将吾で異存はないはずだ。高卒1年目からウエスタンリーグ2位の打率・298を記録し、2年目には規定打席不足ながらファームで打率・328、3年目には1軍で51試合に出場と「育成に時間がかかる」といわれる捕手としては異例ともいえるスピードで急成長。満を持して迎えたプロ4年目の今季は正捕手・會澤翼を脅かす存在にまで成長。打撃センスの高さから一部ではコンバートも予想されたが、本人の強い意志で「捕手」として1軍で勝負を続けている。9月19日時点で打率・318(110打数35安打)と、すでにブレイクしたといっても問題ない数字だ。また、広島には坂倉の1学年下に夏の甲子園1大会本塁打記録を持つ中村奨成がおり、こちらも今季、1軍デビューを果たしている。現時点では坂倉が一歩も二歩もリードしているが、もし中村が覚醒するようなことがあれば首脳陣にとってはうれしい悩みになるはずだ。また、ソフトバンクの九鬼隆平も今季、プロ1号を放つなど着実に成長中、2軍ではスケールの大きさを実証済みなので、あとは1軍で輝くのみだ。

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