助っ人外国人列伝/ドラゴンズ編
埋もれた外国人選手の発掘に定評がある中日ドラゴンズ。竜ファンが愛して止まない歴代助っ人をプレイバック!
誰からも愛された助っ人に引退試合が挙行された!
ケン・モッカ
中日通算成4年:(1982〜1985)
473試合 打率.304 82本塁打 268打点
エキスポズなどでメジャー経験のあるケン・モッカは1982年に来日。185センチ、88キロの大型三塁手のモッカは守備が苦手で足も遅いことから併殺打が多い助っ人だったが、バットをたたんで広角に打ち分ける中距離ヒッターとして活躍。谷沢健一や宇野勝などと強竜打線を形成し、在籍4年間で3度の3割、1984年は31本塁打を放っている。野球に対して誠実で真面目だったモッカは首脳陣の信頼が厚く、試合を決定づける場面で結果を出す勝負強さと気さくな人柄でドラゴンズファンを大いに喜ばせた。打線の中軸として十分な働きをしていたが、若返りを図ったチーム事情によって1985年に引退。アメ
リカに帰国後はアスレチックスやブルワーズなどでコーチや監督に就任し、チームを地区優勝に導くなど指揮官としても優秀だった。
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公開日:2020.04.25