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メジャー仕込みの打撃で長嶋巨人をAクラスに導く!ロイ・ホワイト

Text:橋本雅生

助っ人外国人列伝/読売ジャイアンツ編

優良&愛されキャラまで!球界の盟主でプレーした助っ人たち!

今回の助っ人外国人列伝はジャイアンツを大特集!12球団で最も多くの助っ人外国人が入団した同チームの中で、選りすぐりの助っ人たちを紹介する。

日米の野球界で大活躍する傍ら俳優として映画出演も果たした!

ロイ・ホワイト
巨人軍通算3年:(1980〜1982)
362試合 打率.283 54本塁打 172打点

長嶋茂雄政権で2度目のBクラスに転じてしまった1979年。助っ人外国人の不作が続いていた巨人が白羽の矢を立てたがメジャーの大物・ロイ・ホワイトだ。ヤンキースに5年間在籍し、4番も務めたその実力は伊達ではなく、日本でもスイッチの中距離ヒッターとして打線を牽引。1年目は広島の江夏豊からサヨナラ本塁打を含む1試合3ホーマーを記録している。2年目は体力的な衰えもあって成績を落としたが、4年ぶりのリーグ優勝に貢献。日本ハムとの日本シリーズでは、勝利を呼び込む逆転本塁打を放つなど、チャンスに強い打撃が印象的だった。1982年に巨人を去るとそのまま引退し、ヤンキースのコーチ、スカウトなどを歴任。なお、謙虚で人格者だったホワイトは、外国人として初めて巨人のOB会に招かれた選手でもある。

 

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