助っ人外国人列伝/ドミニカ編
日本球界に襲来した最強野球王国の怪物たち
今号の助っ人外国人列伝は、世界の野球選手工場として名選手を輩出してきたドミニカ共和国編。野球大国出身で実力派揃いの助っ人たちの活躍振りを振り返る。
チームの方針に翻弄され続けたが主砲の役割を果たした優良助っ人!
ドミンゴ・マルティネス(西武/巨人)
NPB通算5年:(1997-2001)
538試合 打率.293 104本塁打 350打点
185センチ、100キロの巨漢と愛くるしい顔が特徴的だった「マルちゃん」ことドミンゴ・マルティネス。西武の第二次黄金期が過ぎた1997年にさほど期待されず入団したが、勝負強い長打力で打率3割、30本、100打点をクリアし、2年目も同等の活躍を見せた。チームの2連覇に大きく貢献したのは明らかだったが「走れない、守れない」を理由にまさかの解雇となり、メキシカンリーグを経て1999年途中に巨人入り。一時期は4番に座って長打力を見せるも、DHがないため「走れない、守れない」がより顕著に。また、首脳陣の方針で出場機会も減ってしまった。2001年に引退すると母国に戻り、中日のスカウトに就任し、トニ・ブランコやエクトル・ルナなどの優良選手を送り出した。現在の近況はインスタで確認できる。
『がっつり!プロ野球27号』10月6日発売!!
公開日:2020.12.26
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