助っ人外国人列伝/アメリカ1980年代編
今回の助っ人外国人列伝は、アメリカ編(80年代)。この時代にアメリカからやって来た助っ人外国人は、チームの中心となった実力者が多く、個性溢れる助っ人が大豊作!
好不調が激しくスランプもあったが打ち出したら誰にも止められない!
トニー・ソレイタ
NPB通算4年:(1980~1983)
510試合 打率.268 155本塁打 371打点
●豪快すぎるスイングから在籍4年で155発!
長打力不足で低迷するチームの起爆剤として80年に日本ハム入りしたトニー・ソレイタ。陽気な気分屋で好不調が激しいタイプではあったが、メジャー仕込みの実力は本物だった。
好調時はサモア人特有のナチュラルパワーで豪快なアーチを描き、1シーズンに2度の4打数連続本塁打を放つなど、初年度から45発の大暴れ。
81年からは苦手の変化球に対応して出塁率が上がり、44本塁打、108打点の二冠王に輝いており、主砲として存分な働きを見せている。日本ハムになって初のリーグ優勝は、ソレイタと同期入団のトミー・クルーズの存在なしに実現しなかっただろう。
83年に現役を引退すると、故郷のサモアで公務員になったが、90年に土地取引のトラブルで射殺される事件に巻き込まれてしまう。43歳の若さだった。
出典:『がっつり! プロ野球(32)』
『がっつり! プロ野球 (33)』11月24日発売!
公開日:2023.01.20