SPORTS COLUMN
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「これぞピッチャー」日ハムD2位:立野和明の魅力とは?

Text:高森勇旗

ドラフト候補の投球を捕球してその体感をつづる「ブルペンキャッチャー・高森勇旗」。今回は日本ハムからドラフト2位指名を受けた本格派右腕・立野和明(東海理化)をキャッチング。高森が「投手らしい投手」と惚れ込んだ実力と将来性を余すところなくお伝えする。

石川昂弥①(別タブで開きます)

ドラフト2位右腕に会いに愛知へ

「次は、愛知の東海理化にいいピッチャーがいるので、そこに行きましょう!」敏腕編集者・菊地選手から連絡が入る。
千葉に、埼玉に、新潟に、今年も実にいろいろな場所にボールを受けに行った。全国のどこにでもいい選手はいるものだ。今回の東海理化は、愛知県は豊川市を野球部の本拠地にする。豊橋で新幹線を降りるのは初めてかもしれない。そんなことを考えているとき、菊地選手からさらなる連絡が入った。

「今回ボールを受けさせてもらう立野和明投手、ドラフトで指名されました。日本ハム2位です!」
いつもの取材対象は、全国の「プロ注(プロ注目選手)」の中から、菊地選手の主観によって選ばれた選手である。
しかし今回は取材直前のドラフト会議で、しかも上位で指名された選手。その実力は折り紙付きどころか、もう証明されているに近い。

もはや光栄であることを通り越して、恐れ多い。これからプロに行くことが決まっている選手のボールを受けさせてもらってもいいものか。本当にちゃんと投げてくれるのか。ちょっとした緊張とともに、豊橋駅に降り立った。


真新しい室内練習場へ

豊橋駅から名鉄線に乗り換え急行で2駅。国府駅からタクシーで東海理化の室内練習場へと向かう。この日はあいにくの雨で、室内練習場のブルペンで取材をお願いしているためだ。
すでに練習は始まっており、選手たちの威勢のいい声が響き渡っている。室内練習場は小さいが、使い勝手がよさそうで、何よりきれいに保たれている。昨年4月に建てられたばかりというから、普段から選手たちが大切に使っていることが見て取れる。
全体を見回していると、ネット越しに挨拶をしてくれる若手選手がいた。今回ボールを受けさせてもらう立野投手だ。

高卒3年目で今年21歳(取材は19年)と聞いていただけあって、顔つきはまだ若い。非常に大きな体をしているが、まだまだ大きく、そして強くなりそうな肉づきをしている。足も長く、太ももからお尻にかけての大きさは「これぞピッチャー」と言える体つきだ。今日も、すごいボールを受けられそうだ。

次回、「立野和明:② 王道なフォームと、王道なストレート」へ続く
(初出:【野球太郎No.033 2019ドラフト総決算&2020大展望号 (2019年11月27日発売)】)

(捕球・文=高森勇旗)
1988年生まれ、富山県高岡市出身。
岐阜・中京高~横浜(DeNA)。高校時代は強打の捕手として注目され、2006年高校生ドラフト4巡目で横浜に入団。2009年にはファームで打率.309、15本塁打を記録するなど期待されたが、2012年に戦力外通告を受け退団。『野球太郎』No.006よりスポーツライターとしても活動を開始した。

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