今シーズン9度目の猛打賞を記録した近本光司
7月7日に神宮球場で行われたヤクルトスワローズ戦に、「1番・中堅」で先発出場した近本光司は、5打数3安打1盗塁と今シーズン9度目の猛打賞を記録し、存在感を放った。
初回先頭打者で打席に立った近本光司は、ヤクルトスワローズ先発の高梨裕稔の3球目132キロのフォークをレフトに弾き返し、続く糸原健斗の打席で通算17個目の盗塁を成功させ、チャンスを拡大し、サンズの2ランホームランを呼び込むと、5回ノーアウト1塁の場面で再び高梨裕稔の4球目142キロのストレートを捉え、ライトへのツーベースヒットを放ち、9回ノーアウト1塁の場面でもヤクルトスワローズ6番手・マクガフの2球目スプリットをライト前に運び、今シーズン9度目の猛打賞を記録した。
通算17個目の盗塁を成功させた近本光司は、盗塁王争い首位を走っていたヤクルトスワローズ塩見泰隆に並ぶ盗塁王争い首位タイに踊り出し、今シーズン9度目の猛打賞を記録し、5試合連続安打とヒットを量産し、打率.303と打率3割を突破し、打率ランキング6位に浮上した。
近本光司は、3月打率.045で今シーズンをスタートさせ、シーズン序盤はなかなかヒットが出ない日々が続いたが、5月に入り、打撃の調子を上げ、5月打率.347、6月打率.368と高打率を残し、7月に入ってもノーヒットは1日のヤクルトスワローズ戦のみで5試合連続安打中と打撃絶好調だ。
リーグ戦折り返しも目前に控える中、近本光司が連続安打記録をどこまで伸ばし、打率ランキングトップを走るDeNAベイスターズオースティンにどれだけ近づけるか注目だ。
公開日:2021.07.08