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頭部死球でもフル出場!マルテの引き分け弾に繋ぐ追撃の適時打に矢野監督絶賛の激アツ新人王候補とは!?

マルテの引き分け弾に繋ぐ追撃の適時打放った中野拓夢

9月14日に神宮球場で行われたヤクルトスワローズ戦に、「2番・遊撃」で先発出場した中野拓夢は、3打数1安打1打点1死球と、ヤクルト追撃のタイムリーヒットを放ち、阪神タイガースを価値ある引き分けに導いた。

5回先頭打者で打席に立った中野拓夢は、ヤクルトスワローズ先発のスアレスの3球目150キロのストレートがヘルメットの後頭部に直撃し、トレーナーと北川打撃コーチが寄り添い、一度ベンチに戻るも、グラウンドに姿を見せると、問題のない様子で、1塁走者としてプレーを続行し、7回ノーアウト2塁のチャンスの場面で、ヤクルトスワローズ2番手の石山泰稚の7球目147キロのストレートを詰まりながらも、センターへ運び、反撃のタイムリーヒットを放った。

5回にスアレスの150キロの直球を後頭部に受けながら、自分としても大事な戦い、ここでもうプレーができないという気持ちは持っていなかったし、この後もやってやろうという気持ちはあったと、全く心は折れておらず、7回のチャンスの場面で何とかチームに勢いをもたらすために、自分がかえしてやろうと思い、打席に立った中野拓夢は、見事にタイムリーヒットを放ち、9回のマルテの同点3ランホームランを呼び込んだ。

3回には今季8度目の犠打を決め、9回裏の守備では、先頭の山田哲人のボテボテのショートゴロにチャージし、ストライク送球でアウトをもぎ取るなど、随所で中野拓夢が絡み、ヤクルトから価値ある引き分けを奪った。

佐藤輝明が2軍に落ち、開幕直後から掲げる新人王獲得の目標へ向け、さらに思いを強くしている中野拓夢。

驚異の9割5分7厘の成功率を誇り、22盗塁でセ・リーグ盗塁王争い首位を走る中野拓夢の走力に注目が集まりがちだが、走攻守全てで躍動し、阪神タイガースの勝敗を左右するプレーを続ける中野拓夢が新人王を獲得する可能性が非常に高まってきた。

矢野監督も現状2番でいい機能を果たしてくれていると絶賛する中、中野拓夢が阪神タイガース不動の2番というポジションを確立するほどの活躍を続ければ、目標である新人王は自ずと近づいてくるだろう。