阪神2軍19連勝逃すも猛打賞記録した陽川尚将
9月15日に行われたウエスタン・リーグのソフトバンクホークス戦に、「5番・DH」で先発出場した陽川尚将は、4打数3安打1打点と、チーム唯一のマルチヒット、猛打賞を記録し、1軍昇格へ大きなアピールをした。
5回先頭打者で打席に立った陽川尚将は、ソフトバンクホークス先発の大関友久の5球目146キロのストレートを捉え、フェンス直撃のツーベースヒットを放つと、6回2アウト1、2塁のチャンスの場面で、ソフトバンクホークス2番手・尾形崇斗の2球目145キロのストレートをレフトへ運ぶタイムリーヒットを放ち、マルチヒットを記録すると、9回先頭打者でソフトバンクホークス4番手・椎野新の2球目145キロのストレートをライトへ運び、チーム唯一の3安打猛打賞を記録した。
阪神タイガース2軍は、先発の二保旭が立ち上がりに捉えられ、4回4失点で降板し、打線もソフトバンク先発大関友久を4回まで無安打と攻略できず、5回に陽川尚将のチーム初安打からノーアウト1、3塁のチャンスをつくったが後続が倒れ、得点を挙げられず、6回の陽川尚将のタイムリーヒットのみの1点に留まり、19連勝とはならなかった。
そんな中、バッティングの状態が上がらず、リーグ後半戦未だ1軍昇格を果たしていない陽川尚将は、チーム唯一の猛打賞を記録し、存在感を放った。
猛打賞の陽川尚将に対し、平田2軍監督は、コースに逆らわずにストレートに力負けしないバッティングをしていたと、賞賛した。
得点圏で1本出ず、ヤクルトに競り負けた矢野監督は、陽川尚将の一発も見込める勝負強いバッティングを心待ちにしている。
阪神2軍は連勝記録が止まってしまったが、3本のヒットを放ったこの試合を皮切りに、陽川尚将にはここからヒットを量産し、1日でも早く1軍に昇格し、阪神打線の起爆剤となってもらいたい。
公開日:2021.09.16