先制点にして決勝のタイムリーツーベースヒットを放った板山祐太郎
10月14日に東京ドームで行われた読売ジャイアンツ戦に、ロハスに代わり、代走で途中出場した板山祐太郎は、1打数1安打1打点と先制点にして決勝のタイムリーツーベースヒットを放ち、阪神タイガースの勝利を呼び込んだ。
7回、2アウト走者なしの場面で、ロハスがツーベースヒットを放ち、出塁し、続く木浪聖也の打席からロハスの代走で途中出場した板山祐太郎は、守備でもそのままロハスに代わり、レフトにつき、両者無得点で迎えた9回2アウト1、2塁のチャンスの場面で、読売ジャイアンツ4番手ビエイラの3球目145キロのスライダーを捉え、ライトフェンス上の黄色いバー部分を直撃する先制のタイムリーツーベースヒットを放った。
先制点にして決勝のタイムリーツーベースヒットを放った板山祐太郎は、遥人が頑張って投げていたので捨て身で、気持ちで食らいつくことしか考えていなかったと、意地でも結果を残すつもりで打席に立ち、決勝打を生んだ。
板山祐太郎は、10月11日に行われたフェニックス・リーグの読売ジャイアンツ戦に、「4番・三塁」で先発出場し、4打数2安打3打点1HR1四球と、3ランホームラン含むマルチヒットを記録し、1軍昇格を掴み取った。
チャンスの場面で、豪快な3ランホームランを放った板山祐太郎を、得点圏でなかなか1本が出ない阪神タイガース打線の秘密兵器として、逆転リーグ優勝へ向け、矢野監督が1軍に呼び寄せた。
板山祐太郎は、今シーズン開幕1軍を勝ち取り、主に試合終盤の守備固めを務めるなど、1軍再昇格前までで、1軍36試合の出場で打率.125と打撃で結果が残せず、5月23日に出場登録を抹消され、2軍では64試合に出場し、打率.265、5本塁打、33打点という結果を残し、1軍再昇格を待ち望んでいた。
逆転リーグ優勝へ向け、矢野監督が1軍に呼び寄せた秘密兵器として、しっかりと結果を出した板山祐太郎には、得点圏でなかなか1本が出ない阪神タイガース打線をさらに起爆させる為に、勝負所でどんどんヒットを放ってもらいたい。
残り8試合で板山祐太郎がどのような活躍を見せてくれるのか注目だ。
公開日:2021.10.16