3戦連続スタメンでここ3戦打率.500の島田海吏
10月20日に阪神甲子園球場で行われた中日ドラゴンズ戦に、「1番・右翼」で先発出場した島田海吏は、3打数2安打2打点2四球と阪神タイガースに一気に流れを引き込む2点タイムリーツーベースヒットを放ち、阪神タイガースの勝利に大きく貢献した。
1回、先頭打者で打席に立った島田海吏は、中日ドラゴンズ先発の柳裕也の7球目128キロのチェンジアップをセンターへ運び、先制点を呼び込むと、2回1アウト2、3塁のチャンスの場面で、再び柳裕也の3球目143キロのストレートをシャープに振り抜き、左中間を襲う2点タイムリーツーベースヒットを放ち、阪神タイガースに一気に流れを引き込んだ。
2安打2打点2四球と4出塁の活躍を披露した島田海吏は、2点タイムリーツーベースヒットを絶対に返すという気持ちで振り抜いたと、3試合連続スタメン起用を最大のチャンスと捉え、必死にやっていきたいとレギュラー獲得へ意気込んだ。
島田海吏は、18日の広島カープ戦で7回ノーアウト1、2塁のチャンスで佐藤輝明の代打として打席に入るも、ベンチからの犠打のサインを遂行できず、見逃し三振で凡退するも、翌日19日のヤクルトスワローズ戦で矢野監督がやり返して欲しいとスタメンに抜擢し、それに応える5打数4安打3打点とプロ初の4安打をマークし、11―0の大勝劇に大きく貢献した。
ここ3試合で12打数6安打5打点1盗塁、打率.500と3試合連続スタメン起用に応える島田海吏に対し、矢野監督も期待を募らせている。
シンデレラボーイになりそうな気配を大いに漂わせる島田海吏がわずかに残る阪神タイガースの逆転リーグ優勝を呼び寄せることができるのか注目だ。
公開日:2021.10.22